ベトナム在住の華人たち、中国の行動に苛立ち
2014年05月20日付 VietnamPlus 紙

 南部ロンアン省で暮らし仕事をしている華人たちは、ベトナムの多くの人々と共に、中国がベトナムの排他的経済水域に石油掘削装置(海洋石油981)を違法に設置したことに苛立ちを表明している。
 ベトナムで生まれ育った華人の第二世代であり、タンアン市2区フオックアンホア薬局の主人で麒麟・獅子・龍クラブ副主任のフイン・ギエップ・タン氏は、中国は各国家の主権を重んじるべきであり、中国がベトナムの排他的経済水域内に石油掘削装置(海洋石油981)を違法に設置したことは完全な誤りだと考えている。
 ギエップ・タン氏は中国が掘削装置を撤去し、ベトナムの検魚船や海上警察の船舶への凶暴な攻撃を継続しないことを望んでいる。そうして初めて平和となり、両国の高級指導部が合意している長期にわたる友好の伝統に向かって協力することができるからである。
 中国企業を中心に外国企業を焼打ちした過激分子に対しては、ギエップ・タン氏は、ベトナムで経営し社会に利益をもたらしている外国投資家と法律を尊重しなければならないとする、労働者を含むあらゆるベトナム人が抱いている意見をぶつけた。
 フイン・ギエップ・タン氏は国内外の華人に、中国の恨みを買う行動を非難し、ベトナムの海域からの石油掘削装置(海洋石油981)の撤去を中国に要求するように呼びかけた。
 同様に、ロンアン省タンアン市2区に住む、華人コミュニティの婦人会メンバーであるタン・ティ・キム・ズンさんも、中国がベトナムの排他的経済水域から石油掘削装置(海洋石油981)を撤去し、隣り合う両国の平和が維持されることを望んでいる。
 タンアン市で生活している華人は、現在1000人を超えている。

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( 翻訳者:佐久間凱士 )
( 記事ID:753 )