第三世代の枯葉剤被害者のための政策立案を提議
2014年06月03日付 VietnamPlus 紙
6月3日に「ベトナム枯葉剤ダイオキシン被害者のために」の会の設立とキャンペーン実施について意見交換・交流を行う会議がタイビン省で開かれた。
「ベトナム枯葉剤ダイオキシン被害者の会」中央の代表者、タイビン省の人民委員会代表、北部山岳地帯や中部地方、平野部の都市など17省の枯葉剤被害者の会の代表が会議に参加した。
会議冒頭、会議出席者たちは南シナ海の平和を祈願し、祖国の神聖な領土である南シナ海、ホアンサ・チュオンサ諸島に向けて心を一つに手を携え合う決意で一致していることを表明した。
会議では、代表たちが各地方における枯葉剤被害者たちのための政策や制度の展開と実施や、各組織・個人・社会全体と共通語を有し、提携し、心を一つに分かち合うための宣伝業務やロビー活動、それぞれ特徴を持つ各会との協力などの経験について、意見交換がなされた。
多くの発言は、次のように指摘している。「ベトナム枯葉剤ダイオキシン被害者のために」の会の設立とキャンペーン実施が良い結果を得るために、各地方の枯葉剤被害者の会は具体的な目的、活動内容を設定することで社会的な承認を得ねばならない。地域ごとの枯葉剤被害者の人数、生活、心情を調査し把握しなければならない。社会運動の業務は活動の重点であると共に企業と被害者の間の架け橋となるだろう。「ベトナム枯葉剤ダイオキシン被害者のために」の会の設立とキャンペーンの展開の中では、各会は財政を透明にする必要がある、など。
この会議において各省の枯葉剤被害者の会の代表は、地方が会の設立とキャンペーン実施を統一的に実現し、第3世代に対する政策を行えるよう、中央の枯葉剤被害者の会は適切かつ明確な意思決定を行う必要があると提議した。
同時に、「枯葉剤被害者の会」中央は各地方が競い、意見交換し、経験を学ぶ機会を持てるよう全国を地域ごとに分割することを検討していく必要がある。「枯葉剤被害者の会」中央はまた、会員に対して、会費の徴収や会員証の更新について具体的に指示する必要があると提議した。
会議の発表で、ベトナム枯葉剤・ダイオキシン被害者の会の宣伝委員会副委員長であるゴー・カック・キー大佐は、過去数年の各地方における「ベトナム枯葉剤ダイオキシン被害者のために」の会の設立とキャンペーン実施の成果を確認した。
「枯葉剤被害者の会」中央は「ベトナム枯葉剤ダイオキシン被害者のために」の会の設立とキャンペーン実施を指導するにあたり、具体的な政策や仕組みを持つ必要があると提議する、代表者たちの意見を受けてキー氏は「私たちは枯葉剤被害者の会・中央の非政府組織性を認識する必要があり、会は行政組織のように規則や文書を揃えることはできない。私たちの成すべきことは、自発的に不可能を可能にし、一歩ずつ実現していくことなのだ」と強調した。
会議の最後に各省、各市のベトナム枯葉剤被害者の会はタイビン省の枯葉剤被害者に、対し価値ある実用的な意義を持つ贈り物を贈呈した。
( 翻訳者:坂崎由衣、樋口由里子 )
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