ベトナムの漁業監視局は海上での法執行任務に対応できる十分な力を持っている
2014年06月04日付 VietnamPlus 紙

 グエン・タン・ズン首相は6月4日、中央省庁と造船工業総合会社との会合で、さらに2億ドルを投資して大型漁業監視船KN-781規模の船舶4隻を追加建造し、漁業監視局の満載排水量2,000トン以上の新造船数を6隻に増やすことを決定した。既に引き渡され、活動しているKN-781船と同程度の能力を持つ漁業監視船2隻に、KN-781船規模の新造船6隻を加え、漁業監視局は満載排水量2,000トン以上で最新の設備を備えた大型船8隻を所有することになる。
 さらに、ズン首相は、中型の漁業監視船15隻の追加建造に同意した。これにより、ベトナムの漁業監視局は近い将来、既に引き渡された船舶と近く引き渡される予定の船舶30隻に、上記の船舶を合わせ、最新の船舶50隻以上を所有することになり、海上の法執行任務、漁民の支援・保護、海難救助に十分応えられるものとなる。ズン首相は、ハロン造船所に対し、漁業監視局と協力して、強力な放水にも耐え得るような装備を直ちに漁業監視船に補完するよう要請した。また、関係機関に対し、国会が決定した16兆ドンの追加予算による海上警察および漁業監視局に対する装備の補完が迅速に行えるよう、予算の拠出に万全を期すよう要請した。
 これより先、ズン首相は、既に完成され、今年6月中に引き渡される予定のベトナム最大の巡視船の一つである大型漁業監視船(KN-781)を視察した。同船はオランダのDAMEN社の技術により海上法執行機関用として建造された最新の船舶である。満載排水量2,000トン以上、出力12,000馬力以上で、ヘリポートとヘリ格納庫を備え、大波にも耐えられ、長期間の航海も可能である。また、厚い鉄鋼で装甲、強化されており、長距離音響兵器や強力な放水装置も装備されている。ハロン造船所では、同船の他に、同様の漁業監視船も完成間近で、今年7月中には引き渡される予定である。

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( 翻訳者:辛川翔太 )
( 記事ID:859 )