1万7500人以上が、高校卒業試験に不合格
2014年06月19日付 VietnamPlus 紙

 6月19日の昼に公表された教育訓練省の情報によると、全国64省の中で高等学校を卒業できる割合は、普通高校では99.02%で、生涯教育では89.01%である。
 上記の結果により、全国で普通高校8.043人、生涯教育9.543人の合計1万7586人の生徒が高校卒業試験に合格することができなかった。
 すなわち昨年と比べて今年卒業試験に合格できた生徒の割合は、普通高校では軽微な増加(0.05%)、生涯教育では大幅な増加となった(11%近く)。
 2014年の高校卒業試験は6月2日から4日にかけて全国で統一して実施された。
 今年の試験では昨年までの試験に比べて、試験科目の選択、試験の開催、出題、採点から卒業認定の方法まで大幅な改定が加えられた。具体的には、例年の試験で必須としていた6科目については、今年は生徒が4科目の試験を受けるだけでよく、このうち2科目については選択制となった。また試験会場となった教室では、多くの学校の生徒を混在させず、同じ学校の生徒は同じ教室に着席することとした。出題は以前のように暗記した知識を検証するよりも、オープン形式で社会の諸問題に関連し、受験者に本人の理解や考えを述べさせることを求めるものになっている。
 教育訓練省はこのオープン形式の出題に関し、紋切り型の決まりきった答案だけでなく比較的フレキシブルな採点のガイドラインを制定した。特に卒業認定業務が改変され、試験の点数が反映されるのは全体の50%で、残り50%は12年生の学力点が反映されることとなる。
 今年、教育訓練省は落第点に関する規定を変更し、毎年の0点から1点に引き上げた。
教育訓練省次官のグエン・ヴィン・ヒエン氏によると、今年の試験改革は教育の基礎的かつ全面的変革の一環で、教科書の知識や暗記にかわり、学習者の能力を評価する方向に向かっているということである。

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( 翻訳者:佐久間凱士 )
( 記事ID:882 )