2014年上半期におけるベトナムの縫製品の輸出総額は、昨年同期比16.4％増の102億１千万米ドルに達すると予測されている。
　この結果は、６月16日午後にハノイで行われた、ベトナム縫製グループ（Vinatex）主催によるビジネス活動成果の発表会において、同グループのチャン・ヴィエット市場委員長によって公表された。
　ヴィエット委員長によれば、年初から現在までに、アメリカ、ヨーロッパ、日本、韓国など主要マーケットにおける縫製品の輸入が増加していない一方で、これらの国々に向けたベトナムの縫製品の輸出状況は極めて良好である。各市場では、（ベトナムの縫製品の輸出は）それぞれ14.5％、11.3％、11.6％、30.1％と増加している。このことは、ベトナムの縫製品が国際市場の中で一層信頼を深め、競争力を高めていることを示している。
　Vinatexについてのみで言えば、本年上半期の輸出総額は同期比15％増の16億２千万米ドルに達した。輸入総額も同期比７％増となった。国内売上額は11兆ドンにのぼる見込みである。
　Vinatexは紡績、織物、染物、繊維といった重要分野における計画を進め、価値を高める戦略に従い、ODM（発注書に従った製品のデザインと製造）の方向に従って、またTPP協定のニーズに対応するよう、各経済協定を迎え撃つため新規公開株（IPO）の発行の進捗を早めることを重視する。
　このうちVinatexは、縫製品分野に供給する縫製品の原材料生産に関する各計画を実施している。上半期のうちに、Vinatexは９件の紡績の生産計画、11件の染物の生産計画、12件の縫物の生産計画を実施しており、600トン／月の紡績物、400トン／月の染織物、200万品／月の縫物の生産力がさらに増強された。
　また、Vinatexの指導部は、IPOのため具体的な計画とタイムテーブルを作成し、６月23日に売り出しの前に情報公開を行うと述べた。
　７月22日、Vinatexはホーチミン証券取引所で正式にIPOを行う。

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（ 翻訳者:渡辺杏里 ）
（ 記事ID:885 )