ハノイで生産された家畜および家禽肉のサンプルの60%近くが微生物に感染
2014年06月25日付 VietnamPlus 紙
ハノイ地域における過去6ヶ月間の食品安全衛生検査の結果によると、ハノイで生産された家畜および家禽肉12例のうち7例(58.33%)が、微生物に関する許可基準の上限を超えていた。
公表結果によれば、このうち2例の豚肉から微生物と大腸菌、3例の豚肉から微生物、1例の豚肉からサルモネラ菌、および1例の鶏肉からは大腸菌が検出された。
その他にも、各地方省で生産されハノイに出荷された家畜および家禽9例のうち3例(33.33%)から許可基準の上限を超える大腸菌が検出され、ハノイに輸送された水産物7例のうち1例(14.2%)についても、許可基準を超える大腸菌が検出された。
今回公表された物理学的指標に関する結果はすべて許可された数値内のものであったが、現在、残りのサンプルの分析結果を待っているところである。
ハノイ市農業・農村開発局のゴ・ダイ・ゴック副局長は、ハノイ地域において食品安全衛生に違反している工場の割合は現在でも依然として高く、2,940工場のうち345工場(11.73%)を占めていることを認めた。特にハノイ郊外の各県において、居住区の中にある多くの生産工場、企業および小規模な屠殺場では、毎日衛生検査を実施することができない。
2014年の上半期、ハノイ市農業・農村開発局の査察官は、農業分野で食糧生産ビジネスを行う125の団体と個人を検査し、その結果、46の団体と個人の違反を発見し処分を行った。処分では、食品安全衛生の基準を満たす許可書を得ないまま食糧生産ビジネスを行っていたこと、食品のブランド名の違反、商品の中に食品の品質を明らかにした書類がないこと、初期加工、販売、保存の過程で食品の安全衛生を確保していないこと、動物衛生の基準を満たす証明書がないまま屠殺業を営み規定を確保していないことなどの食品安全衛生違反により、2億7872万9450ドン(訳注:約1万3千米ドル)の罰金が課された。
その他、査察官は、消費期限切れの豚肉、エビ、魚、牛肉、魚卵などの多くの農水産品を廃棄し、ブランド名に違反し成分表示にない多くの植物保護薬が含まれている魚醤のボトル(650ml)240本を強制的に回収した。
( 翻訳者:小泉里夏、田中洋行 )
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