ヒ素濃度が高いため、ミーディン給水所(ハノイ市)の稼働停止を求める
2014年07月02日付 VietnamPlus 紙
水質の各指標に関する検査を終え、保健省は、ミーディン給水所(住宅および都市開発区にサービスを行う有限会社が運営)に対し、水中のヒ素濃度が国家基準値に適合することが保証されるまで稼働を停止しなければならないとの意見を提出した。
2014年6月26日付け政府事務局通報におけるヴー・ドゥック・ダム副首相の指導的意見に従って、保健省はハノイ市とホーチミン市で、生活用水の水質に関する2つの国家管理業務検査団を設立した。
6月27日から30日まで連続して、保健省はハノイ地域の7か所の給水所と16の浄水場で水質検査を行った。
検査団は市内6つの区にある複数の世帯で一定時間が経過した供給水を合計196サンプル(そのうち30サンプルを浄水場と給水所から、166サンプルを家庭から)採取した。
サンプル水について検査を行い、厳格な分析の結果、保健省の規程に沿った品質指標に達していないサンプルが若干見受けられた。
16の浄水場と7の給水所における分析では、(保健省の規程に沿った)107指標のうち、5指標で指標値に達していないとの結果が判明した。このうち、ヒ素の指標は、ミーディン第二給水所内の20設備うち1設備について許容値の1.82倍以上の濃度(実際の検査数値は0.0182mg/L)が検出され、残留塩素の指標については、20の施設全てで基準値より高く、(一方)世帯で採取された155のサンプルのうち150は基準値より低かった。
ナムド(Nam Do)都市区における検査結果は、飲料水供給会社から都市区の貯水槽への供給水に入っている残留塩素および過マンガン酸の数値が、保健省の規程に達していないことが判明した。
検査団は、貯水槽から各家庭への供給水の水質について、屋根にある貯水槽に低レベル(50CFU/100ml以下)の微生物(大腸菌および耐熱性大腸菌)の存在を確認し、亜硝酸塩は検出されなかったと判定した。家庭(内で採取された水の)15サンプルのうち4サンプルには亜硝酸塩が検出されず、15のサンプル全てで過マンガン酸と残留塩素は検出されなかった。
(こうした結果を受け、)7月2日午前に行われた水質管理強化業務に関するハノイ市人民委員会との協議において、保健省のグエン・タイン・ロン次官はミーディン給水所の稼働を停止するよう要請し、幾つかの解決策を示すと同時に、ハノイ市人民委員会、特にハノイ市建設局に対し水質検査のガイドラインおよび指導を強化するよう求めた。
一方で、ハノイの飲料水を扱う有限会社はミーディン給水所が稼働を停止している間、各家庭への水の供給を補てんする計画を策定する必要がある。
各浄水場は、飲料および生活水に関する国家の技術基準に則した理学的、化学的、微生物についての各指標に対する自主検査とサンプル調査業務を十分に実施しなければならない。
( 翻訳者:横田知之 )
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