今年上半期の歳入はかなり増加したものの、歳出は492兆ドン（約234億米ドル）に達している。この歳出額は予算の48.9％に相当し、昨年同時期と比べ8.8％増加している。
　これを受け、今年上半期の財政赤字は78兆8000億ドンを超えた。この数字は当初予算の35.2％に相当する。
　これらは７月３日に財政省による報告の中で明らかとなった数字である。
　上記の財政赤字を補てんし発展のための投資に充てるため、財政関係部門の関係者は６月25日までに管理機関が144兆ドン（約68億米ドル）の国債を発行すると述べた。これは年間計画の48.7％に達する。
　財政省によれば、今年上半期の歳入に関するより具体的な数字について、今年上半期の歳入総額は413兆5600億ドン（約196億米ドル）であり、昨年同時期と比べ約15.8％増加したことが報告されている。
　国内収入や輸出入活動による収入など歳入の大部分を占める収入源はいずれも、413兆ドン超えとなった今年上半期の歳入にかなり寄与した。これは年間予算の約52％に相当する。
　歳入の大部分を占める収入源はどれもかなり増加傾向を示しており、特に顕著なのは国内収入である。上半期における国内収入の額は280兆6500億ドン（約133億米ドル）にのぼり、予算の52％に相当する。昨年同時期と比べると今年上半期の国内収入は18％も増加している。
　財政省の報告によれば、国内収入が良好な結果を示したのは経済の前向きな変化によるものとされる。その結果、各企業のビジネス、とりわけ銀行、通信、自動車、石油・ガスなど中核分野の企業業績が回復し発展した。
　銀行部門について、本年上半期にベトナム外商銀行（Vietcombank）、ベトナム工商銀行（Vietinbank）、ベトナム農業・農村開発銀行（Agribank）、ベトナム投資開発銀行（BIDV）の４大銀行の納税額は、いずれも約15％増加した。
　それ以外にも、ベトナム国営石油ガスグループ（PVN）が15％の増加、ベトナム石炭鉱業グループが10.9％の増加、自動車組立て産業など製造部門が20％の増加など、他の分野でも納税額が増加した。

Tweet

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:榛澤萌 ）
（ 記事ID:930 )