ベトナム、常設仲裁裁判所とホスト国協定に調印
2014年06月23日付 VietnamPlus 紙

 ベトナム政府を代表し、ホー・スアン・ソン外務次官は6月23日、政府迎賓館で、常設仲裁裁判所(PCA)のヒューゴ(Hugo Hans Siblesz)事務局長との間で、ベトナム社会主義共和国政府とPCAとのホスト国協定および協力に関する交換書簡に調印した。  PCAとのホスト国協定の調印により、ベトナムは、PCAに対し、国際紛争の仲裁、仲介、和解、調査委員会の設置等による平和的解決のための活動に必要な法的資格を正式に認めるとともに、PCAがベトナムで行う国際紛争の平和的解決のための活動に関連した様々な適切な支援を行うことになる。また、ベトナムとの協力も推進される。一方、協力に関する交換書簡の調印により、ベトナムは法律面での幹部養成においてPCAの支援を受けることになる。さらに、PCAは、ベトナム政府に対し、PCAが行っている国際仲裁の手続きに関する問題について、関連情報の提供やアドバイスを行う。
 調印式後、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は常設仲裁裁判所のヒューゴ事務局長と会談した。会談で、ミン副首相は、仲裁によって国際紛争を平和的に解決しようとする各国に対する支援におけるPCAの役割を高く評価した。副首相はまた、今回のホスト国協定および協力に関する交換書簡の調印が双方の協力関係をより推進させるよう期待するとともに、ベトナムの国際社会への参入に資するべく、ベトナムの法律専門家の養成や能力向上に対するPCAの支援を希望した。

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( 翻訳者:石井恵梨、高見彩華 )
( 記事ID:932 )