ホアンサ諸島、チュオンサ諸島における、中国のいかなる活動も無意味である
2014年07月25日付 VietnamPlus 紙

 ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は7月24日、中国がベトナムの領土であるホアンサ諸島(西沙諸島/パラセル諸島)のズイモン島(晋卿島/Drummond Island)にチャネル(水路)を建設していることに関するマスコミの質問に対し、「ベトナムは、ホアンサ諸島およびチュオンサ諸島(南沙諸島/スプラトリー諸島)に対し、争う余地のない主権を有していることを繰り返し主張している。これら諸島における中国のいかなる活動も違法であり、無意味である」と答えた。
 これに先立ち、中国の新華社通信は7月23日、ベトナムのホアンサ諸島で不法占拠を続ける中国の部隊が、中国の補給船や漁船がズイモン島に接岸しやすくなるよう、ズイモン島周辺の水路で違法な浚渫を行っていると報じた。さらに、新華社は性懲りもなく、今後、ズイモン島周辺で、観光船用の桟橋、ゴミ運搬船や補給船が停泊できる拠点等が建設される予定だと伝えている。
 中国は2カ月以上にわたり、ベトナムの排他的経済水域(EEZ)および大陸棚に石油掘削装置(海洋石油981)を違法に設置し、調査活動を行い、その後、撤収したが、今回の動きは、撤収後、中国によるベトナムの領土主権侵犯の最新の動きである。

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( 翻訳者:一橋弘人 )
( 記事ID:972 )