東南アジアの中間層がファーストフード業界の主な原動力に
2014年10月01日付 VietnamPlus 紙

 世界的な調査情報会社ニールセンが行った調査の結果によれば、東南アジア地域においてますます発展している中間層が、世界のファーストフード業界の今後の成長を主に担う原動力になるとみられている。
 9月30日の発表で、ニールセン社は、ヨーロッパや北米が世界のファーストフード業界の売上の大部分を占めているが、発展途上の東南アジア諸国もこの業界の発展にしかるべく貢献してきたと明らかにした。
 ニールセン社によると、来たる10年間で東南アジアの中間層に属す消費者は3億人近くになると推定されており、その人数と同地域の所得と消費の水準とが相まって、今後数年間において各種のファーストフードの成長が促されるという。
 ショッパーインサイツ社(マーケティング情報サービス)北アジア・太平洋・東南アジア地域統括責任者のコニー・チェン氏は、主に2つの理由によって、東南アジアは将来のファーストフード発展のための準備段階にあると明らかにした。その2つの理由とは、増加している一人当たりの平均消費額と日増しに発展している中間層の人数である。
 また同氏は、この重要な機会をつかみ取るために重要なことは、ファーストフードの生産者が、ますます増加している中間層と彼らの嗜好にその発展戦略を結びつけ、また消費者の健康にも配慮しなければならないことである、としている。

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( 翻訳者:佐久間凱士 )
( 記事ID:1046 )