紅河にかかるニャットタン橋に2つの名前がつけられる
2014年10月01日付 VietnamPlus 紙

 ニャットタン橋プロジェクトの投資元の代表である85プロジェクト管理委員会は、ニャットタン橋と両端の取り付け道路の建設プロジェクトに対して、使用を開始する時までに橋の名前を付けるよう、検討を依頼する文書を交通運輸省に送り、ハノイ市人民委員会に名前を提案していた。
 プロジェクト85管理委員会によると、紅河にかかる橋の表札の正式なベトナム語名は、「ニャットタン橋」と「日越友好橋」の2つになる。(英語表記ではNhat Tan Bridge, Vietnam-Japan Friendship Bridge)。このような2つの名前の使用は、援助側の提案と大部分のハノイ市民の希望の折衷案である。
 8月の終わり頃、日本大使館が2カ国の友好関係のさらなる進展の証として、交通運輸省に「ニャットタン橋」の名前を「日越友好橋」に変更することを提案した。交通運輸省は政府首相に日本からの提案を報告し、意見を求めていた。
 橋の名前を付けることに関して、グエン・タン・ズン首相は、ハノイ市人民委員会が交通運輸省や関係機関と協議して、ニャッタン橋とその両端の取り付け道路の使用開始時に橋の名前を付けることを要請した。
 政府首相はまた、橋の命名はこれまでに完成済みのODAによる交通路建設の慣例に合致しなければいけないと交通運輸省とハノイ市人民委員会に注意をうながした。
 プロジェクト85管理委員会責任者グエン・タン・ヴァン氏によると、ニャットタン橋の開通は、当初の計画のハノイ解放記念日60周年(10月10日)ではなく、2015年1月にずれ込む見込みだ。
 「ニャットタン橋の3つパッケージの請負工事は基本的に完成した。フーテゥオン・ジャンクションの西湖区側のパッケージ2の請負工事だけが下側の基礎の一部がいまだにひっかかっている。しかし現在、交通運輸省とハノイ市が協力し解決しようとしている。橋の上と取り付け道路は既に通行できる」とグエン・タン・ヴァン氏は明らかにした。
 同氏によると、以前、交通運輸省は10月中にニャッタン橋は通行できるとしていた。しかし、日本側が提案をし、交通運輸省が同意して、ニャッタン橋が開通するのは、ニャットタン橋からノイバイ国際空港までを繋ぐ道路のプロジェクトと同空港の第二ターミナルのプロジェクトが完成する2015年1月に延期されることになった(これらのプロジェクトはすべて日本政府のODAによって融資されている)。

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( 翻訳者:土岐健太、西田雄一 )
( 記事ID:1055 )