10月21日午後、政府庁舎でヴー・ヴァン・ニン副首相は、ベトナムを訪問中のミシェル・フロマン米通商代表と会談した。
　先頃のアメリカ・ワシントンへの出張の際もヴー・ヴァン・ニン副首相はフロマン米通商代表との会談を行っており、双方は環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）交渉の過程について意見交換をした。
　ヴー・ヴァン・ニン副首相は、協定締結までの交渉過程に困難な問題があるかもしれないが、ベトナムはアメリカとのTPP交渉を成功させる決意でいるとした。
　同副首相はさらに以下の点を強調した。アメリカやその他TPP加盟国は、TPP加盟時の高い基準や条件に各国を機敏に適応させるため、各国間の発展レベルの違いに関心を向けなければならない。同時にアメリカは、縫製や製靴のようなベトナムが強みをもっている商品分野にベトナムの核心的利益を向けていく必要がある。
　同副首相は、ベトナムはアメリカと共に協定交渉を進める上での試練を乗り越え、TPPの重要な自由市場に参加する努力をしており、双方がよき結果をえられることを信じている、とした。
　フロマン代表は副首相が会談に時間をさいてくれたことに感謝し、同代表とヴー・フイ・ホアン工商相は、交渉内容における双方の食い違いを縮め、合意点を強化するために、積極的に意見交換を行なっていくと明らかにした。
　フロマン代表も、ベトナムと協定締結にいたるため、早期に協定交渉を終えることを望んでいる。

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（ 翻訳者:榛澤萌 ）
（ 記事ID:1098 )