ジョコ大統領「われわれは早く進めたいのに、なぜ国会は遅々として進まないのか」
2014年11月08日付 Kompas 紙
ジョコ大統領は自身のフェイスブックアカウントで「魔法のカード」プログラムに対する意見を語った。
ジャカルタ、kompas.com配信
ジョコ・ウィドド大統領はインドネシア保健カード、インドネシア教育カード、そしてインドネシア生活保護カードプログラムに対する国民議会(DPR)の政治家らの意見に関して発言した。大統領は政府はすぐにも任務に着手したがっていることを言明した。
「政府は多くの人々の期待に応え、サービスを提供したいがゆえにすぐにも仕事がしたいのだ。インドネシア保健カード、インドネシア教育カード、インドネシア生活保護カードに関しては、いうまでもなく予算がすでにある、財務大臣に尋ねたら分かるだろう」とジョコ大統領が去る11月7日、自身のフェイスブックアカウントで述べたていることが明らかになった。
ジョコ大統領は続けて国民議会内に残る軋轢に皮肉を述べた。二つの陣営、与党陣営と野党陣営は未だ統一されておらず、国民議会では別々の議事日程に従っている。
「やれやれ、もし先に国民議会に報告しなければならないのなら、どこにすればいいのだろうか。誰に会い、どの委員会で、どの政党代表者を訪れ、報告すればいいのだろうか。私はこのまま待ち続ける必要があるのだろうか」とジョコ大統領は問いかけた。
「われわれは早く進めたい、なのになぜ国民議会は遅々として進まないのか。われわれは国益のために本気にならなければ」と大統領は締めくくった。
民主党会派の国会議員であるルフット・シトンプル氏は、ジョコ大統領の「魔法のカード」を批判する議員らに、まず自省することを求めた。本来、国民議会議員は、先に議会内の抗争を解決してから政府の政策を批判するのが筋である。
ジョコ大統領によるプログラムを問題視するこのような議員の一人にファフリ・ハムザ氏がいる。福祉正義党に所属する彼は、「魔法のカード」プログラムへの具体的な入札の問題について質問した。なぜなら、このプログラムは国民議会との間で事前に調整が取られていないからだ。
「そのカードを入札しなければならないじゃないか。このカードは一枚5000ルピアする。5000ルピア×1500万人を計算するといくらになるか分かるだろう」とファフリ氏は11月5日、国会議事堂にて述べた。
ファフリ氏はまたジョコ大統領に、国民議会が問題視しないよう、スシロ・バンバン・ユドヨノ前大統領政権時の計画と今回のプログラムが似ていることを認めたらどうかと提案した。
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( 翻訳者:八島香織 )
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