JICA、ベトナムの道路維持管理能力強化プロジェクトを支援
2014年11月05日付 VietnamPlus 紙
11月5日朝、交通運輸省と日本国際協力機構(JICA)は道路維持管理能力強化第2フェーズ技術協力プロジェクトの調印式を行った。
道路維持管理能力強化第2フェーズ技術協力プロジェクトは2014年12月から始まり、3年間行われる。プロジェクトは、道路資産データベースの作成や舗装管理システム(PMS)データの作成技術を通じ、ベトナム道路総局の一般道の維持管理能力の強化を支援する。
この段階では、プロジェクトはウェブ上で運用する機能系統、ウェブ上で運用するPMSデータベースを含む舗装管理システムの向上に重点を置く。さらにプロジェクトでは、一部の国道の舗装状態の調査を実施し、作業の標準化を支援するため、試験ポイントを設置し、道路の検査・メンテナンスの強化に重点を置く。
この他、ベトナム道路総局の幹部には、日本での研修を通し、日本の道路管理政策や管理技術についての見識、情報を入手する機会がある。
さらにJICAはまた、プロジェクトの試験ポイントに設備と資材を提供し、これによりベトナム道路総局が全国展開のために先端技術にアクセスできるよう支援する。
交通運輸省のグエン・ホン・チュオン次官は、道路交通インフラ系統の建設の必要性から、管理業務や道路メンテナンスの全面的な改革が早急に必要であり、まず国道の管理業務の全面改革が必要であることを明らかにした。
「国家道路網の管理におけるベトナムの道路関係機関の努力と共に、道路総局の道路維持管理能力強化を支援する日本政府の技術協力プロジェクトは、重要な役割を果たす」とグエン・ホン・チュオン次官は話した。
「道路維持管理能力強化」プロジェクト第1フェーズはJICAの技術協力形式の援助によるものであり、道路の管理・維持能力を向上させる目的で2011年9月から2014年3月まで展開された。
このプロジェクトは、道路管理データベースの作成、ベトナムの状況に合うようアレンジされた劣化予測モデル「京都モデル」をもつ舗装管理システム(PMS)の作成、専用車を使用する自動検査技術による北部23本の国道の路面状況の調査を支援する。
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( 翻訳者:樋口由里子、渡部文 )
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