ベトナム地雷被害克服支援協会、設立
2014年11月12日付 VietnamPlus 紙

 ベトナムの首都ハノイで11月12日、ベトナム地雷被害克服支援協会設立大会がヴー・ドゥック・ダム副首相の列席をえて開催された。
 ドー・ムオイ元書記長、レ・カー・ヒュウ元書記長、レー・ドゥック・アイン元国家主席、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相、グエン・シン・フン国会議長、グエン・ティエン・ニャン祖国戦線中央委員会委員長、フン・クアン・タイン国防大臣(大将)が、大会の開催を祝う花かごを贈った。
 大会での演説で、ヴー・ドゥック・ダム副首相は、数千年の歴史の中で、わが民族は国を守る数多くの戦争をくぐり抜け、国は膨大な量の爆弾を国土に浴びなければならず、地雷や不発弾によって世界で最も汚染されている国だと知られている、と明言した。
 戦争の終結から30年以上経っているが、63の省・中央直轄都市にまたがる国土の20%以上の面積で、推定80万トンの地雷・爆発物が地中、川・湖、海岸に残っている。
 地雷・爆発物の汚染は、コミュニティの生命・健康・生活と経済・社会の発展に深刻な影響を与えている。地雷の犠牲者は10万2000人を数え、そのうち約4万2000人が死亡、6万2000人が負傷している。留意すべきは、その数は日々、刻一刻と増加し続ける危険をもっていることである。
 ダム副首相は、地雷被害者の支援は力を一つにしたコミュニティによって現実的な運動とされるとした。
 ベトナム政府は、戦後、地雷の被害克服に関する国家指導委員会を設立した。まだ貧しかったが、国家はこの工作に毎年数兆ドンの莫大な予算をさいていた。
 大会は、2015-2020年の地雷被害克服支援の行動プログラムと条例を審議し、それを通過させ、35人から成る執行委員会を選出した。
 元ベトナム人民軍隊・副総参謀長のグエン・ドゥック・ソアット中将が会長に選ばれた。
 大会は5人の副会長と13人の常任委員も選出した。

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( 翻訳者:伊牟田梨加 )
( 記事ID:1151 )