チュオンサ諸島における中国のいかなる活動も違法である
2014年10月23日付 VietnamPlus 紙
10月23日午後、ハノイで行われたベトナム外務省の定例記者会見で、中国がベトナムの領土であるチュオンサ諸島(訳注:中国名:南沙諸島、英語名:スプラトリー諸島)のチュータップ礁(訳注:中国が実効支配、中国名:永暑礁、英語名:ファイアリークロス礁)を拡張して島のようにし、不法に飛行場を建設していること、および、チュオンサ諸島のバービン島(訳注:台湾が実効支配、中国名:太平島、英語名:Itu Aba Island)での台湾の武装船常駐を中国が支持したことに対するベトナムの見解を求める質問が記者からなされた。
これに対し、ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン副報道官は、「今一度、我々はチュオンサとホアンサ(訳注:中国名:西沙、英語名:パラセル)の両諸島に対する議論の余地のない主権を有していることを確認する。この地域におけるベトナムの許可を得ない活動はすべて違法であり無効である」。
また、フン・クアン・タイン国防相の訪中に続き、二国間の協力問題や南シナ海問題を協議するため、ベトナムは今後も訪中団を派遣するのかとの質問に対し、ハン副報道官は、来年2015年は両国が外交関係樹立65周年を記念する年になるとし、今後、双方は、ベトナムと中国の善隣友好、全面協力の関係をより強化するため、様々なレベルの交流が積極的に行われるだろうと述べた。
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( 翻訳者:一橋弘人 )
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