《社説》政治の問い(10-42-20-1)
2014年11月03日付 The Voice 紙

「人生というのは問いである」と識者らは述べている。問いであるので、私たちはみな答えを得るために解かなければならない。そのように解く際も、問いの意図する点に基づいて考え、答えを探さなければならない。
問いをどんなに言い換えても知恵試しの出題と同じで、問いに答える人の考える能力を試す性質を持っているものである。そのため、問いに含まれた意図全てを見抜けなかったり、または意図する点から飛躍解釈すると、正しい答えを得るために長時間考えなければならなかったり、正しい答えと離れていくことがある。
人生の問いを解く際は、時により思考力や閃きの他に忍耐、寛大さ、正直さ、親切さなどに助けられて答えを出さなければならない深く難しい問いもある。
答える人たちは通常、簡単な問いを先に解いた後に難しい問いを答えるものである。
答えを得るために、簡単で早く解ける問いを先に解くことで脳をより鋭く研ぎ澄ませて、自信も増していく。この点は、難しい問いを解く際に大きく貢献しているということを、試験を通過した者であれば皆わかっている。
現在のミャンマー政治も、実際に意図するところが複雑である難しい問い、簡単なようで難しい、あるいは難しいようで簡単な問い、そして簡単な問いがある数学の試験問題のようである。これらの問いを解くために努力している今日の責任ある担当者らは、すぐに答えを出すためにとても難しい問いを先に考えているので、答えを出すことが出来ずに堂々巡りをし、脳が疲れて簡単な問いにも答えを出すことが難しくなったかのようである。
ここで、特に気を付けなければならないことは、意図するところよりも飛躍して考える人がいればいるほど、その問いに答えを出すことは簡単ではなくなるという点である。 同様に、正しい答えを出すために1つの解答方法だけを定式のように考えるよりも、より簡単で、よりわかりやすく、より早い、他の解き方を探してみることが必要である。
特に、現在のミャンマー政治の問いに正しい答えを望むなら、問いの意図を確実に読むこと、簡単な問いを優先して解くこと、他のやり方でも考えてみることの他に、忍耐力、寛大さ、正直さ、政治に対する高い志によって補う必要があることも気をつけたい点である。

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( 翻訳者:豊嶋悠紀 )
( 記事ID:1158 )