バッカン省、ハティン省、「英雄的ベトナムの母」の称号授与式を開催
2014年11月12日付 VietnamPlus 紙
11月12日、バッカン省の省党委と省人民委員会は、国家栄誉称号「英雄的ベトナムの母」を42人の母親に授与・追贈する式典を厳かに開催した。この42人の母親のうち8人は存命中である。
国家栄誉称号「英雄的ベトナムの母」を授与・追贈された母親への金銭的褒賞に関する同省人民委員会の決定1982号により、今回、すべての「英雄的ベトナムの母」は名誉を得たばかりでなく褒賞金も贈られた。授与された人は毎月の手当を受け取るほか、恒常的な世話人への手当もあり、省内の企業によって支援される。
11月12日、ハティン省人民委員会は国家栄誉称号「英雄的ベトナムの母」を授与・追贈する2回目の式典を開催し、省内の267人の女性に授与・追贈した。そのうち、34人が授与され、267人が追贈された。
2度の救国抗戦で、ハティン省では15万1000人近くの若者が各武装勢力や青年突撃隊に参加し、勇敢に戦い、戦争に従事した。郷土の幾多の優秀な人材が戦場に斃れてその人生を捧げ、あるいは骨や血の一部を残し、祖国防衛闘争における民族史の輝かしい勝利に貢献した。
戦争終結後、ハティン省には2万8000人以上の烈士(戦死者)、4万7163人の傷病兵およびそれに相当する扱いを受ける人がいる。そのほか、有毒化学物質の被害者が7000人以上、捕虜となった革命活動家が573人いる。
今後、ハティン省の関係する各部署は「恩義に報いる」運動を引き続き推進し、まだ残っている功績者に対する「英雄的ベトナムの母」称号の授与・追贈の審査・提案を早期に終わらせ、政策対象者の物質的・精神的生活がさらによくなるように配慮していく。
現在、ハティン省には同称号を授与・追贈された母が1069人おり、そのうち110人は存命で、958人はすでに亡くなっている。
訳注:「英雄的ベトナムの母」については、京樂真帆子『英雄になった母親戦士 ベトナム戦争と戦後顕彰』(有志舎、2014年)を参照のこと。
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( 翻訳者:坂崎由衣、樋口由里子 )
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