路上の交通事故の70%以上はオートバイがらみ
2014年11月13日付 VietnamPlus 紙

 ベトナムの国家交通安全委員会副主席のクアット・ヴィエット・フン氏によれば、統計上、路上の交通事故の70%以上がオートバイがらみであるという。
 「このような事から、オートバイ運転者の交通の安全を保障し交通事故の危険を減らすために管理を強化し、同時にこの交通手段の利点と効果を発揮しなければならない」とフン氏は語る。
 11月18日にハノイで開催される予定のシンポジウム「オートバイ運転者の交通安全を保障し管理を効果的に向上させる解決法」に関する11月13日朝の記者会見で、上の情報は公表された。
 国家交通安全委員会のデータによれば、オートバイは現在ベトナム人にとって主要な移動手段となっており、国全体で活動中のすべての交通手段のうち85%を占める。
 機動力の高さや使いやすさ、値段の安さ等の長所から、数年来、オートバイはベトナム人にとって重要な移動手段であり続けている。しかしながらそのような長所の一方で、オートバイは路上の車両による交通手段のうち交通事故の危険が最も高い。
 このことを証明するため、フン氏は比較の数字を挙げている。2013年における都市部の交通事故は42%を占めていたが、今年の現段階では32%しかない。このように都市部以外、特に農村での交通事故が多く、交通事故は主にオートバイ運転者によって発生している。
 「この1・2年のうちに、オートバイは社会経済の発展によって爆発的に増え、人々は路上の車両を交通手段として買い物へ行く機会が多くなった。その上、道路交通網が改善されたとはいえ、これらの道路は古い道路の上にコンクリートを流し込んだり、アスファルトを舗装したりしているので統一した設計がないという弱点がある。まさにこの事が、交通事故が多い理由にもなっている」と国家交通安全委員会副主席は分析している。

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( 翻訳者:藤原和馬 )
( 記事ID:1171 )