ベトナム、対カンボジアの貿易と投資の促進に努力
2014年12月15日付 VietnamPlus 紙

 ベトナム通信社プノンペン特派員によれば、12月15日午前、在カンボジアベトナム大使館は、対カンボジアベトナム投資家協会(AVIC)と共に、「ASEAN経済共同体を背景としたベトナムとカンボジアの発展への連携と協力の展望」座談会を共催した。これは、2015年の投資額50億米ドルの目標達成のために、2国間の投資効果の増強と貿易の促進の方法を議論するものである。
 ベトナム経済研究所チャン・ダイ・ティエン所長は、カンボジアにて投資や経営を行う各企業や越僑企業の代表、在カンボジアベトナム大使館の各専門部署の代表と共に、座談会に出席した。
 開会のスピーチで、タイック・ズー在カンボジアベトナム大使は、多くの複雑な変化を有する地域の状況を背景として、ベトナムカンボジア間の団結と友好、全面的な協力を強固なものにするためには、カンボジアにて経営・投資を行う各ベトナム企業の積極的な貢献を欠くことはできないと述べた。
 経済、貿易、投資の効果的な協力を発展させる活動は、地域統合の状況下、ベトナムとカンボジアの2国間の政治、安全保障、国防の関係の深化に貢献する。
 座談会に参加した各代表は、ベトナム経済研究所チャン・ダイ・ティエン所長がこれまでのベトナム経済の状況について報告し、カンボジアにて投資しているベトナムの企業やプロジェクトの問題点を述べアドバイスを行うのを傾聴した。
 カンボジアにて経営を行う各企業や投資家の代表は、カンボジアへの投資活動における機会と課題を互いに討論し、利点と問題点を分析し、各投資家にとっての障壁や困難の解決を目指したベトナムとカンボジアの政府や機関に対する建議を提示した。
 座談会において各代表は、カンボジアでのベトナム法人保護の問題や、ベトナムカンボジアの貿易関係の発展の方向と可能性についての紹介も傾聴していた。
 現在ベトナムは、129プロジェクトによる登録ベースの資本金30億米ドル、うち実施ベース15億米ドルをもって、カンボジアに投資する各国家・地域で第5位に位置する。
 ベトナムの投資活動は、ゴム栽培、肥料、医療、銀行、航空と通信の分野に集中している。
2009~2014の段階で、2国間の貿易は年平均30%増加している。
 今年に入ってからの10か月で、2国間の双方向の輸出入の総額は26億米ドルに達し、1年では35億米ドルに達する見込みである。
 両国は、2015年の2国間の貿易額を50億米ドルに到達させるべく取り組む予定である。

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( 翻訳者:渡辺杏里 )
( 記事ID:1205 )