日本に渡ったベトナムの看護師・介護士、高い評価を受ける
2014年12月15日付 VietnamPlus 紙

 「仕事を始めてまだ6か月だが、ベトナムの看護師・介護福祉士候補者の語学力や仕事への取組みに対して、受け入れの医療機関は高く評価している」と、日本で働くベトナム人看護師・介護士の派遣に関する協力プロジェクトの実施責任者である武井浩一氏は話す。
 これは労働傷病兵社会省によって12月15日にフンイエン省で行われた、日本で働くベトナム人看護師・介護士第3期クラスのための日本語研修開会式で述べられた。
 本年はベトナム日本経済連携協定(EPA)が結ばれて3年目となり、その中には日本で働くベトナム人看護師・介護士の派遣に関する合意もある。この第3期クラスには180人の看護師と介護士が選ばれた。海外労働管理局(労働傷病兵社会省)は各関係機関と協力し、この3年間に看護師・介護士候補者500人以上を研修のために派遣してきた。
 海外労働管理局副局長であるドー・ハイ・ナム氏は以下のように述べている。「ベトナムと日本による人材発展プログラムはとても重要な分野である。ここ数年、二国間の協力はとても良好で、ベトナム人労働者を技能実習のために日本に派遣してきた。2013年には日本に渡った実習生の人数が初めて1万人に達し、2014年にはさらに増え1万7000人に達すると予想される。特に看護師や介護士が日本にわたり仕事をすることで、技能の高い労働者が海外で働く機会を切り開いた」。
 EPAプログラムのテストに受かった看護師・介護士候補者は、12月中旬に始まる12か月間の日本語研修に参加する。その期間、候補者はすべての授業料や食費などが免除され、生活費が支給される。このプログラムでは、日本に渡る時に必要なパスポートや健康診断の費用以外、候補者から費用を徴収することはない。
 介護士の日本での給料は月額約13万から14万円(2800万から3300万ドン)、対して看護師は14万から15万円(3000万から3300万ドン)である。しかし、今後試験に合格して看護師免許を持つことができ、日本で正式に働くことができるようになれば、給料は月27万から30万円(5500万から6000万ドン)になる。        

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( 翻訳者:坂崎由衣、樋口由里子 )
( 記事ID:1206 )