ホアンサ・チュオンサに対する中国の要求に断固として反対する
2014年12月11日付 VietnamPlus 紙

 12月11日、南シナ海の仲裁訴訟に関する中国政府の立場を表した12月7日付けの文書に対するベトナムの反応について、ベトナム通信社やその他メディアからの質問に答えて、ベトナム外務省スポークスマンのレー・ハイ・ビン氏は「再度ベトナムは、ホアンサ[訳注:西沙]・チュオンサ[訳注:南沙]の両諸島に対する主権および南シナ海におけるベトナムの他の法的な権利と権益を認定するに十分な歴史的・法的証拠をもっていると宣言する」と明らかにした。
 同氏はさらに以下のように強調した。「ベトナムの一貫した立場は、ホアンサ・チュオンサの両諸島と隣接海域に対する中国の要求、および中国が一方的に出してきた『九段線』内の海域、海底、海底地下に対する中国の『歴史的権利』の要求を断固拒否するものである」。
 南シナ海の仲裁訴訟に対するベトナムの立場についての質問に答えて、同氏は「南シナ海の仲裁訴訟によって影響をこうむるかもしれない南シナ海での法的な権利と権益を守るため、ベトナムは訴訟に対する自分の立場・観点を仲裁裁判所に示し、仲裁裁判所がベトナムの法的な権利と権益に関心をもつように申し入れた」とした。

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( 翻訳者:榛澤萌 )
( 記事ID:1230 )