国家主席、越日大学建設プロジェクトの起工式に参加
2014年12月20日付 VietnamPlus 紙
12月20日午後、チュオン・タン・サン国家主席は、首都ハノイの西方に位置するホアラックのハノイ国家大学計画区域で行われた越日大学建設プロジェクトの起工式に出席した。
武部勤日越友好議員連盟特別顧問、また、深田博史駐ベトナム日本特命全権大使も起工式に立ち合った。
越日大学はハノイ国家大学の第七校目の大学になる。
この学校は、ベトナム・日本両国の指導部の長年の希望とアイデアに基づいて設立される。
近代的な物質的基盤、日本と世界のトップ大学の参加協力をともなう越日大学の設立は、多分野多領域のモデル大学であるハノイ国家大学が、先端技術と学際科学の分野を発展させ、国際化の数値をアップし国際ランキングを高めるチャンスである。
建設される越日大学の目標とするところは、教育と科学研究、学校と企業がしっかりと連携した形態、官と民が協力した形態である。
この教育機関は、主な言語が日本語、英語そしてベトナム語で、日本の先端大学のモデルに基づいて組織されており、ベトナム在住の日本人の研究者、専門家、企業家たちが直接参加・協力する。
2016年には大学は、ナノ技術・環境技術・インフラ技術のような応用性の高い先端技術の分野、気候変動・新エネルギー・宇宙科学のような学際科学の分野、持続的発展を目指す公共政策・日本方式の経営管理のような高い需要のあるベトナムの経済社会科学の分野において、修士課程の学生を選抜する予定である。
計画によれば、越日大学は2020年には基本的に完成する。投資額はおよそ3億6500万USドルで、このうち日本政府のODAからの借款が2億USドル、日本企業の援助が1億USドル、残りの6500万USドルは、ベトナム政府が対応したものである。
式での発表でヴー・ドゥック・ダム副首相は、越日大学建設プロジェクトは日本・ベトナムの友好協力関係の象徴で両国指導部が支持していることを強調し、今年3月のチュオン・タン・サン国家主席の日本公式訪問における共同声明に盛り込まれると述べた。
副首相は、ハノイ国家大学指導部は世界の先進大学をモデルにした学校管理組織の整備を非常に積極的に展開する必要があり、高いクオリティを保証し、当初から国際標準による教育カリキュラムを周到に注意深く準備し、同時に資本動員を促進し、各事業を実現するよう提議した。
副首相は、プロジェクトが適切な進度で実施され効果とクオリティが保証できるように、ハノイ市人民委員会やベトナムと日本の各関係機関がしっかりと協力し支持し続けることを希望するとした。
日本の各外交機関の代表は、スピーチにおいて起工式出席の喜びを述べ、カリキュラムの作成や教員の選抜の実施について、ハノイ国家大学の作業と準備を高く評価した。同時に両国が引き続き協力し、進度とアウトプットのクオリティを保証してプロジェクトを展開するよう努力することを希望した。
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( 翻訳者:渡部文 )
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