NGOの各組織、山岳地方に2億ドルの支援を約束
2014年12月08日付 VietnamPlus 紙
12月8日の朝、ハノイにおいて、グエン・スアン・フック副首相の主宰の下、民族委員会とベトナム友好組織連合会が、山岳地方における少数民族地区の経済・社会の発展を援助し投資を促進するための会議を合同で開催した。
会議には200人余りが出席した。その内訳は各省庁、部門、地方、組織、企業、各国大使館、ベトナムにおいて活動をしている国際組織や外国NGOであった。
会議は、計画投資省代表によるベトナムの経済・社会の状況についての報告と少数民族地区への外国の投資と援助を誘致する政策を聞いた。また、人民援助調整委員会指導部から少数民族地区への外国NGOの援助運動の方向性と工作、および山岳地方・少数民族地区のある各地方の発言を聞いた。
会議では「少数民族地区の経済・社会の発展を支援する国際協力を強める」プロジェクトや「外国NGOの援助運動促進国家計画2013-2017」プロジェクトを実施する方向性や方法について議論し、経済的支援者や外国NGOから意見が出された。
会議の基調報告で、グエン・スアン・フック副首相は、各国、各組織、国際的な友人や国内のパートナーがベトナムの経済・社会の発展においてを精神的、物質的、技術的に支援してきたことに高い評価を与えた。同時に、さらに効果的な支援や協力を引き続きえられることへの期待、特に山岳地方の民族地区のしっかりした貧困削減プログラムへの支援の期待を述べた。
副首相は、ベトナムは貧困削減工作では重要な成果を達成し、特に少数民族の人々の生活水準を向上させてきたと強調した。少数民族の生活は物質的にも精神的にも日に日に改善され、貧困世帯の比率は毎年2-4%急速に減少しており、特別に困難な地区では4%減少している。
しかしながら副首相は、ベトナムの少数民族地区や山岳地方は現在依然として、多くの困難や試練を抱えていると見なしている。インフラは時代遅れで、労働の質が依然として低く、貧困世帯比率は減ってはいるものの依然として高く、ほかの地区と比べて発展格差が大きい。
会議で、外国NGOは今後3年間に、少数民族地区・山岳地方に総予算2億ドル以上にのぼる発展支援と人道的プロジェクト・プログラム261件を展開すると約束した。
そのほか、軍隊遠距離通信グループ(Viettel)とベトナム工商業株式商業銀行(Vietinbank)も、2015年にこれらの地域に4億8000ドル相当の援助をする約束した。
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( 翻訳者:土岐健太、西田雄一 )
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