偽「味の素」の生産工場を摘発
2015年01月20日付 VietnamPlus 紙

 1月20日、ハノイ市北トゥーリエム区の警察は、ODCヴー・クェット食品・供給・貿易有限会社社長のヴー・ヴァン・クェット容疑者(27歳)と同社の従業員グエン・ヴァン・ソン(25歳)およびチュオン・ドゥック・ヒエウ(23歳)の二人について、偽の食料品、医薬品などを生産販売した行為を取り調べるため緊急逮捕した。
 警察によると、1月16日午後、北トゥーリエム区警察の環境関連犯罪対策警察隊の査察官は、ヒエウ容疑者(ハノイ市ロンビン区ヴィエットフン街区)が、1袋あたり500グラムの「味の素」が含まれた調味料を200袋(100キログラム相当)運搬しているのを発見した。
 検査を行ったところ、査察官はこの調味料が偽物であると発見したため、容疑者をさらに詳しく取り調べるべく警察署へ連行した。
 取り調べの結果、警察はこの調味料が「味の素」ブランドの偽物であると断定した。
警察署でヒエウ容疑者は自分だけがクェット容疑者(同社社長)に雇われていたと証言している。ヒエウ容疑者の証言を受け、警察は緊急に同社を家宅捜査をした。そこで、警察は機械、偽の「味の素」の原料と製品を押収した。原料の総量は調味料の400キログラム以上であった。
 クェット容疑者の証言によると、会社で偽の「味の素」の調味料を生産する行為は1年近く続いていた。偽の調味料を生産するためにクェット容疑者は中国から原料を輸入し、従業員に「味の素」ブランドの偽のパッケージに包装させて市場に出した。
 クェット容疑者が主に売り込んだ市場は農村地域であった。生産と包装の作業はソン容疑者(ハノイ市ロンビン区ヴィエットフン街区)が取り仕切っていた。運搬作業はヒエウ容疑者が取り仕切っていた。
 証拠を十分に集めた後、環境関連犯罪対策警察隊は事件に関する書類をすべて犯罪取調べ警察隊から北トゥーリエム警察の経済職務管理組織に移管した。
 現在警察は引き続き事件を明らかにしているところである。

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( 翻訳者:高見彩華 )
( 記事ID:1238 )