カントリーリスク評価:ベトナム経済は明るい見通し
2015年01月28日付 VietnamPlus 紙
RFI(訳注:ラジオ・フランス・アンテルナショナル)は、フランスの取引信用保険のCOFACE(訳注:コンパニー・フランセーズ・ダシュランス・プール・ル・コメルス・エクステリュール)が定例の「カントリーリスク評価」を発表したと報じた。
仮に中国、ロシア、ブラジルなどの新興国が(評価表の中で)後退することになれば、ベトナムを含むその他の国々の評価が上がることになるだろう。
この情報はフランスのル・モンド紙の「カントリーリスクマップ」で分析されている。
ベトナム経済が「明るい見通し」と評価された理由は、高成長と公的債務のリスク軽減によるものである。ベトナムはスリランカとともに、アジアにおける新たな新興国となっている。
10年に亘る高成長にも関わらず、長い間、ベトナムは高インフレ率などによる不安定さから恒常的にベトナムドンが下落している。これはインフレ圧力の原因となるが、ベトナムは徐々にこの悪循環から脱出しているようである。
この3年間にベトナムドンの下落によりインフレ率は2012年に9.1%まで高まっていたものの、2014年は5.2%に下がっている。海外直接投資は引き続き増加しており、ベトナムは韓国のエレクトロニクス産業の生産拠点となっている。ベトナム経済の見通しは極めて明るい。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:一橋弘人 )
( 記事ID:1256 )