原発開発の人材育成に関する越米協力
2015年01月15日付 VietnamPlus 紙
ベトナムにおける原子力発電開発を支える人材の育成を目標として、1月15日ハノイにおいて、ベトナム原子力エネルギー研究所と米国のウェスティングハウス・エレクトリック社はベトナムの原子力発電プロジェクト開発支援人材育成協力合意書に署名した。
協力合意書の調印式において、科学技術省のチャン・ヴィエット・タイン副大臣は、ベトナムは早くから原子力発電開発プログラムを立ち上げ展開していると強調した。この目標の達成の為に質の高い人材を育成することは非常に重要であり、ベトナムの原子力開発プログラムを成功裏に展開するための鍵であると述べた。
チャン・ヴィエット・タイン副大臣によれば、科学技術省は規定に則った幹部や技術専門家など原子力開発プログラムに関わる人材開発プロジェクトを立ち上げているところだ。そのため、ベトナム原子力委員会とウェスティングハウス・エレクトリック社の協力調印によって、原子力エネルギー研究所の専門家、ひいては原子力分野や原子力技術における専門家の非常に効果的な養成ルートが確立できると述べた。
在ベトナムアメリカ大使館のクレア・ピエランジェロ公使は協力合意書の調印式において、ベトナムでの原発稼働のための人材育成事業の大切さについて確認し、両国の国交樹立20周年の記念事業準備時に調印が行われることで、より有意義になったと述べた。
ピエランジェロ公使はまた、この協力は品質の高い人材の育成だけでなく、2国の間で、原子力技術や原子力エネルギーの分野での協力関係を深める機会になると述べた。
アメリカのウェスティングハウス・エレクトリック社はベトナムにとって原子力発電、中でも人材開発の分野における重要なパートナーである。
この会社の上層部はすでにベトナムに調査訪問しており、ベトナム原子力エネルギー研究所との協力の土台を築いていた。
この合意書が調印されたことによって、ウェスティングハウス・エレクトリック社はベトナムの原子力エネルギー研究所の幹部に最初の4人分の奨学金を授与、2015年中にアメリカで民事原子力分野の勉強や研究ができることになっている。
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( 翻訳者:旭泰広、添田樹紀 )
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