ソンラ省、基層幹部にザオ語とその文字を学ぶクラスを開講
2014年12月05日付 VietnamPlus 紙
2014年11月14日から2015年2月10日の三か月の間に、山岳地帯発展センター(CSDM)でベトナム科学技術協会連合のメンバーがソンラ省バンホー県バンホー社の人民委員と合同で、バンホー社の幹部と学習の需要がある社内の人々のためにザオ語とザオ民族の文字を教えるクラスを開講した。
50人以上の受講生がこのクラスに参加している。
ソンラ省のザオ族はフーイエン県、モックチャウ県、イエンチャウ県、バックイエン県に主にかたまって居住している。ソンラ省のザオ族は同省の2.5パーセントの人口を占めている(ソンラ省の人口は110万人余りである)。彼らの言語は「モン・ザオ」グループに属している。彼らは独自の文字を持っておらず、「ナムザオ文字」と呼ばれるザオ化した漢字を使う。
ザオ族はとても勉強熱心で、長い歴史をもつ、豊富で独特の文化を持っている。ザオ族の叙事詩には、次のような文がある(暫定訳)。「われらザオ人は本を読む。本は貴重だ。保管し続けよう。先祖代々引き継がれてきたものだ。われらザオ人はページごと暗記している。本は貴重だ。保管し続けよう。われわれはこの本から学んで賢くなった。本は貴重だ・・・・」
ザオ族の言葉と文字を習うクラスのプログラムには基礎的な問題が含まれており、ザオ族の話し言葉と書き文字に重点が置かれている。
授業のあと、受講生たちはザオ族の話し言葉や書き文字を使えるようになるだけでなく、仕事上の実践にも応用している。
特に目指しているのは、ザオ族の言語を保存すること、民間の芸術作品を収集・研究すること、伝統文化の価値を生かし、より豊かにすること、交流を広めるのに貢献すること、ベトナムの各民族のコミュニティの中でソンラ省バンホー県におけるザオ族の文化の特色を広報・紹介すること、である。
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( 翻訳者:高木陽奈子 )
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