２月２日、ホーチミン市において、ベトナム政府宗教委員会とカンボジア王国宗教・儀礼省が会談を開き2015年から2020年までの期間、宗教工作に関する協力の合意に署名した。
　会談で、政府宗教委員長兼内務省次官のファン・ズン氏は、ベトナムを訪問したカンボジア王国宗教・儀礼省代表団を迎えることができた喜びを表明し、同時に従来の両国の宗教分野を管理する国家機関の協力を高く評価した。
　同氏は、両国は宗教分野で代表団の交換活動を通して多くの成果を収めて来ており、お互いの国の宗教に関連する国際的な出来事の組織において互いに積極的に支持してきたことを強調した。
　カンボジア王国宗教・儀礼相のミン・キン氏は、宗教分野での両国間の協力の成果について意見を同じくし、両国の国境沿いの省での宗教会議を通して、この協力の合意を促進する必要があると述べた。この協力の強化は両国人民にとって利益をもたらし、またより結びつきを強めるためにお互いの伝統・文化・習慣について両国人民が理解するのに資するであろう。　
　会談では、ベトナム政府宗教委員会とカンボジア王国宗教・儀礼省の指導部は、各国の宗教状況と宗教に関する国家管理の経験について意見交換し、同時に2007年に双方の間で署名した宗教工作に関する協力覚書の実現の結果を評価した。
　双方は、その結果はそれぞれの国の宗教工作に実際に貢献しており、両国間の伝統的な友好関係と全面的協力関係を強化するのに貢献しているとした。
　会談の中で、双方は2007年の協力覚書に代わる、2015-2020年の宗教工作に関する協力の合意に署名した。
　将来的に、双方は代表団の交流を強化し、「ベトナム仏教教会」がカンボジア仏教との協力を強めるのを支える宗教工作を遂行する幹部を育成・訓練する工作で協力していく。
　ベトナムでの訪問プログラムに従い、カンボジア王国宗教・儀礼省の代表団は、「ベトナム仏教教会」中央第二事務所を訪ね、ホーチミン市とコンダオ市の仏教施設を訪問する予定である。

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（ 翻訳者:坂崎由衣、樋口由里子 ）
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