クアンニン省とヴァンドン経済区に対する特別政策
2015年01月26日付 VietnamPlus 紙
このたび、政府首相は、クアンニン省およびヴァンドン経済区に対する複数の特別な政策スキームを決定した。
国家が投資会社を確立
政府首相は、クアンニン省人民委員会に対し、重要な社会経済インフラの建設資金を調達するため、ホーチミン市国家投資金融会社をモデルとする国家投資金融会社の設立を許可した。同省人民委員会は、上記国家投資金融会社設立計画案を作成し、政府首相へ上程し検討ののち決定される。
また、政府首相は、クアンニン省人民委員会に対し、(クアンニン省の)ヴィエットフン工業団地について、ハイフォン市とバリア・ブンタウ省にある専門工業団地をモデルとした専門工業団地に発展させるよう計画案の策定と提出を委ねた。
クアンニン省では、ハノイ市と結節するハノイ-ハイフォン高速道路、ハロン-ヴァンドン-モンカイ高速道路、ハイハー港、ハロン湾環境保護プロジェクト、バイトゥーロン湾環境保護プロジェクトなど重要な工事およびプロジェクトに投資するため、2015年から2020年の間、年間計画のなかで中央予算とその他合法的なリソースから補助金を得ることが検討されている。
また、同省は、ハロン市環境保護プロジェクトなどクアンニン省の社会・経済発展と環境の投資プロジェクト、大メコン圏(GMS)の経済回廊各国の発展投資プロジェクトのため、各ドナーに優先的に働きかけ、ODAや優遇借款を調達していく。
そのほかにも、同省では、省の重要なインフラ工事に対し、官民パートナーシップ(PPP)の形式での投資支援が検討されている。
ヴァンドン経済区のための特別な政策スキーム
ヴァンドン経済区に対し、政府首相は、各沿岸経済グループのリストにヴァンドン経済区を追加し、2013年から2015年までの国家予算から得るリソースを集中的に投資することを決定した。
ヴァンドン経済区に対する現行の規定に従った優先的投資のほかにも、ヴァンドン経済区では、経済区内の重要なインフラ案件への投資に向け、ODAの優先的調達など特別な政策スキームが適用先される。当該地域でのODA案件について、中央はカウンターパートからの資金の50%を超えない額を補助金として自らの予算を充てるが、ヴァンドン経済区ではカウンターパートの資金を充当することが約束されている。
ヴァンドン空港、ヴァンドンITインフラ、ヴァンドン国際病院、周辺交通インフラなどの各インフラ投資案件は、国家予算、国債、ODAから部分的に支援を受けることが検討されている。
ヴァンドン経済区も、地方予算の任務に属する観光港プロジェクト、マリーナプロジェクト実施のため、政府の外債から借入れを行う。借入金の融資、管理、使用、償還は、現行の規定に従い実施する。
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( 翻訳者:松本愛理 )
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