ズン首相、三菱東京UFJ銀行頭取と会う
2015年04月20日付 VietnamPlus 紙
4月20日午後、政府庁舎において、グエン・タン・ズン首相は三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取と面会した。
同銀行は、日本で最大の銀行で、証券市場において1700億米ドルにのぼる資産価値をもち、ベトナムに進出した日系企業の多数の大型投資プロジェクトに融資している銀行である。
面談で、グエン・タン・ズン首相は、三菱東京UFJ銀行がベトナムにおける工業生産プロジェクトやエネルギー・交通インフラ建設に投資している日本企業に数十億ドルを融資したことを高く評価した。これは2013年12月に東京でグエン・タン・ズン首相と三菱東京UFJ銀行および日本の最大手13グループの円卓対話の具体的成果である。
同首相は、三菱東京UFJがベトナムのヴェッティンバンクの戦略的株主となり、日本企業がベトナムに投資するのを資金援助し、またベトナムが裾野産業・高度技術産業・インフラと農業を発展させるのを支援し続け、越日間の投資・貿易活動をさらに促進するため、双方の企業が交流と協力を深めるのを奨励したことを高く評価した。
同首相は、ベトナム政府が引き続き外国の企業・投資家を奨励し、風通しのよい、有利な政策環境を作ることを再確認し、約束した。外国の企業・投資家の中で、日本は銀行の分野に対しベトナムで長期の投資・経営を行ない、成功をおさめてきた。
同首相は、ベトナム政府が現在議定を修正中で、外国投資家がベナムの商業銀行の株式を現在の上限30%より多い比率で買えることを認める議定を早期に制定すると明らかにした。
ベトナムは日本の企業・投資家が1500社以上活動している、ASEANにおける第二の国であるが、平野頭取は、日本からベトナムへの投資の流れはこれからも増え続けるとした。
それによれば、現有の分野以外に、日本企業はベトナムにおいて裾野産業、高度技術産業、エネルギー・交通インフラ、農業分野などに大きな投資をする傾向にある。これらの分野は、三菱東京UFJ銀行が日本企業とベトナム企業に融資しようとしている分野である。
そのほかに、日本側はベトナムの中小企業に裾野産業の技術移転をする用意がある。
平野頭取は、ベトナムの持続的かつ早急な経済発展を高く評価し、またベトナムの経済全体の再構築と成長モデルの転換と結びついたシステム・インフラ・人材の3つの戦略的突破口の展開を高く評価した。
同頭取は、ベトナムは高度な技術をもった人材の育成を推進し、裾野産業の民間企業を大いに発展させ、株式化を推進し、インフラを整備し、行政手続きを強力に改革するなどの努力を続けていく必要があるとした。
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( 翻訳者:亀上楓、松本美里 )
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