４月27日、ホーチミン市にて、政府宗教委員会は「文化的・文明的生活実現運動の広報と宗教」というテーマで、38の宗教団体の代表との会合を開いた。
　ヴー・ドゥック・ダム副首相は、会合を主宰し発言した。
　同副首相は、文化的・文明的な生活の実現を含む、国の全ての面での発展における各宗教団体の役割を高く評価した。
　同副首相は、ベトナムにおける宗教は皆、すばらしい民族的文化の伝統を有しており、ベトナムの共同の家において、真善美の価値、人を愛し和合する精神に向かっていると述べた。
　文明的生活実現の運動と広報における宗教の役割の発揮のために、同副首相は、医療省、教育訓練省、文化スポーツ観光省に対し、人々と信徒らの文化的・仁愛的生活実現の運動のために、各宗教団体と共に、具体的な事柄を主導的に実現することを求めた。
　同副首相は、各宗教団体が互いをより深く理解し、団結し、政府とともに社会保障政策を実現し国を発展させるために、毎年全国で各宗教代表との会合を開くべきだと述べた。
　会見において、各宗教団体の代表は、説教や教理学級における交通安全や食品衛生安全についての内容の取り入れ、信徒の子弟への奨学基金の設立、貧しい人への無料の診察・治療、廃棄物処理機械の製作、環境保護といった効果的な文化的・文明的生活実現の経験をシェアした。
　38の宗教団体の代表は、各宗教が国家とともに人民への広報活動に参加するための解決策やアイデアについて意見を交換し分かち合った。その第一は、信徒たちが文化的・文明的生活を維持・発揮し、健全さを欠き現在の新社会建設に適合しない社会的現象に反対することである。
　会合に際して、ニントゥアン省イスラーム教代表委員会のグエン・タイン・タム委員長は、各宗教団体に互いに団結・和合し、政府と共に国を発展させる戦略を実現し、手を携えて文明的・文化的生活を建設し、民族のすばらしい文化的価値を保護・発揮するように呼びかけた。
　内務省次官兼政府宗教委員会委員長のファム・ズン氏によると、現在ベトナムには、2500万以上の信徒と８万3000人の聖職者、２万5000近くの礼拝所を擁す14宗教の38団体が公認され、活動している。
　各宗教は、社会生活にそのすばらしい文化的・道徳的価値をもたらしており（特に社会保障活動）、文明的・文化的生活を実現し、愛国心と民族への寄り添いを体現している。

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（ 翻訳者:小池優佳、渡辺杏里 ）
（ 記事ID:1393 )