ベトナム、農業における新たなビジョンの構想を支持
2015年04月21日付 VietnamPlus 紙
国営ベトナム通信社の駐インドネシア特派員によると、4月21日、グエン・スアン・フック副首相は、ジャカルタで開催中の2015年世界経済フォーラム東アジア会議(略して「WEF 東アジア2015」)の枠組みの中で行われた、将来の食糧確保のためのプログラム設立に関するセッションにスピーカーとして参加した。
「将来の食糧確保のため地域共通の方策構築に向け、新たなチャンスを勝ち取るアジアのあり方」とのテーマに沿って、各スピーカーは、食糧安全保障が世界とアジアの多くの国々にとっての共通の関心事であり、持続可能な農業の発展は食糧安全保障とともに雇用の創出と経済成長を確保するために中心的な役割を果たすとの点に的を絞り、明らかにした。
その一方で、各スピーカーは2050年に90億人以上を突破する世界人口のための食糧安全保障の問題におけるリスクと試練についても言及した。
セッションのスピーチの中で、フック副首相は、各国政府が農業の発展と食糧安全保障は国土の発展戦略における中心的な任務として重視していることを強くコミットする必要があると述べた。
現在、ベトナムは、競争力があり環境に優しい農業を構築するため農業の再構築促進に努めている。
フック副首相によると、農業のための投資リソースを集めるため、適切な政策、特に官民パートナーシップ(PPP)を通じた企業による投資が必要とされる。
その一方で、各国間の食糧安全保障と農業の協力を強化し、農産物の輸出のための新しい市場を見つけ、河川のなかでも特に地域における国際河川の水資源の持続可能な利用と管理のための協力を強化する。
フック副首相は、ベトナムにとって農業は国土の工業化・近代化のなかで戦略的な位置づけにあり、ベトナムは多くの農業改革を毅然として実施してきたとの経験を語った。
2014年、ベトナムはコメと多くの農林水産品を650万トン以上、総額310億米ドル近くを輸出した。
フック副首相は、ベトナムは、WEFが開始した「農業における新たなビジョンの構想」を含む、農業に関する世界と地域の多くの構想を支持し、積極的に実施していていると強調した。
フック副首相は、各国との自由貿易協定(FTA)はベトナムの農産物の輸出にとって幅広い新たな市場を開放し、各企業に農業への投資機会を多く創出するだろうと強調し、国際的なドナーがベトナムにおける農業への投資を一層強化するよう期待を表明した。
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( 翻訳者:旭泰広、添田樹紀 )
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