ベトナムを愛する韓国人の会、枯葉剤被害者を支援
2015年04月22日付 VietnamPlus 紙
4月21日、「ベトナムを愛する韓国人の会(以下VESAMO)」は、チャン・ホー・イック会長を筆頭にメンバー20人から成る代表団が、4月22日~26日にかけてベトナムを訪問し、両国の相互友好の高揚を目指した活動を行う予定であると発表した。
この代表団による訪問は、ベトナム南部完全解放国家統一40周年とホーチミン市と釜山市の友好都市締結20周年を記念して企画された。
VESAMO事務局長のキム・ヒュン・ジョー教授は、ベトナム通信社のインタビュアーに対し、VESAMOはベトナム滞在中の4月22日の夜に、ハノイ市ダエウーホテルにて「越韓交流友好ナイト2015」を開催し、タイビン省・ニンビン省・ハノイ市の枯葉剤被害者を援助するために3万米ドルを寄付するつもりである、と答えた。
また、代表団は上記の三都市の枯葉剤被害者を直接訪問し贈り物をする予定である、とも答えた。
キム・ヒョン・ジョー教授はまた、2015年にVESAMOが枯葉剤被害者支援のための寄付を集める活動を行い、困難な状況下にあるベトナム学生のための奨学金基金を設立したことを報告した。
最近では4月のはじめに、VESAMOはハティン省において孤児の生徒、特に困難な状況下にある生徒、身体に障害のある生徒に1億ドン相当の贈り物26人分を授与した。
キム・ヒョン・ジョー教授は次のように打ち明けた。「今回の活動では皆が少しずつ多少なりとも貢献し、すべてのVESAMO会員の支持を得ることが出来ました、ドンウォン、ファソン、釜山銀行、在釜山慶南ベトナム名誉総領事のような各機関や韓国企業の支援もありました」
キム・ヒョン・ジョー教授はまた、韓国で学習しているベトナム留学生のための韓国語スピーチコンテストや、ベトナム在住のVESAMO会員が参加してホーチミン市からハノイまでのウォーキングツアーを近いうちに組織することを報告した。
VESAMOは2002年に設立された非営利団体であり、韓国外務省の管理下で活動している。VESAMO会員は100人を超え、釜山や 蔚山、慶尚南道といったような韓国南部地域における知識人、芸術家、ジャーナリスト、弁護士、ビジネスマンが中心となっている。
VESAMOは、両国の友好関係の構築に貢献するために、多くの有意義な社会活動をしてきた。主要な祭日を記念して歩いたり、特に困難な状況にある生徒やベトナムの枯葉剤被害者へ贈り物を贈ったりする活動は、その典型である。
韓国においてVESAMOは、韓国の大学や研究機関と協同して、南シナ海問題についての学術シンポジウムも4回開催している。2014年11月の4回目のシンポジウムは、「南シナ海での領海紛争の平和的解決を目指して」というテーマで、韓国世論の大きな注目を集めた。
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( 翻訳者:菊地紗希,窪田真人、島田実可子 )
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