中国企業、ビンズオン省への投資を望む
2015年05月05日付 VietnamPlus 紙

 4月5日、ビンズオン省と中国福建省の18企業との間で行われた会談において、ビンズオン省人民委員会のチャン・タイン・リエム副委員長は、全国の省・中央直轄市のうち、同省は、2,460案件、総額約210億米ドルに及ぶ外国投資プロジェクトを誘致していると述べた。
 中国に限って言えば、ビンズオン省に対し、204件、約14億米ドルもの投資が行われている。
 さらに、副委員長は、ビンズオン省への投資を常に歓迎し、各企業が同省で効果的に事業活動を行えるよう条件を整備する考えであることも表明した。
 現在、省へ投資する各案件に対するニーズは、先端技術を用いた、知的レベルの高い製品を有する、市場競争力のある、労働力の少ない、環境への配慮した各案件を、各産業区、各工業区に優先的に選抜している。
 ベトナムがTPPおよび地域と世界のその他協定に参加した場合に備え、ビンズオン省は、バウバン県とベンカット町において縫製品生産区と、バックタンウエン工業区において木材製品生産区の設立をそれぞれ計画している。
 木材製品の次に、省内最大の工業生産量と価格を占めるのが靴と縫製の2部門である。
 中国福建省企業団の長を務める陳小剛「海峡都市報」経済部長によれば、皮革・縫製生産業からなる一行は、特に皮革・縫製生産業の分野で外国投資を誘致している状況を探るべくビンズオン省を訪問した。同時に、一行は省の指導部に、各案件に対する租税および土地税に関する優遇政策について更なる情報を共有することを期待すると述べた。
 会談において、省の各関係部門は、ビンズオン省の投資環境と、特に企業税と輸出入税に関する外国企業に対するベトナム政府の優遇政策について各企業が理解を深めるため、情報交換を行った。
 2015年3月末、在ホーチミン市中国企業協会の苗人頼会長率いる訪問団がビンズオン省を訪れ、同省の指導部との間で投資環境に関し協議を行い、各中国企業がビンズオン省への投資を模索すべく訪問団を送る計画であることを明らかにしていた。

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( 翻訳者:榛澤萌、松本愛理 )
( 記事ID:1468 )