ベトナムとアメリカ、包括的パートナーシップを推進
2015年05月18日付 VietnamPlus 紙

 アントニー・ブリンケン米国務副長官は越米関係の進展を強調し、また、アメリカがベトナムとの関係を重視しており、2013年3月の両国のハイレベルによる共同声明に従って包括的パートナーシップを推進することを明言した。
 5月18日午後、ハノイで行われたベトナム共産党中央対外委員会のホアン・ビン・クアン委員長との会談の中で、訪越中のブリンケン副長官は、二国間の国交正常化20周年を記念する年にベトナムを訪問できた喜びを述べた上で、ベトナムとアメリカが現在の関係とポテンシャルを保ち続けること、今後数年間で二国間の全面的パートナーシップ関係がより発展するため両国が協力していくことへの期待を示した。
 クアン委員長はブリンケン副長官のベトナム訪問を歓迎した。過去20年間の多くの分野におけるベトナムとアメリカの関係発展について副長官の評価を受け、クアン委員長は、その関係発展の成果は両国の発展に貢献し両国民に実質的な利益をもたらし、また、地域と世界の平和、安定、協力、発展に貢献したと述べた。
 クアン委員長はハイレベル訪問団による交流の強化、両国がニーズと強みをもつ分野における二国間協力を推進させるなど、2013年7月のハイレベルによる共同声明の内容を引き続きしっかりと実現していくことの重要性を強調した。その一方で、ベトナムとの環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉においては柔軟性が不可欠であるとして、アメリカ側に留意を促した。
 建設的精神と相互理解のうえで、クアン委員長とブリンケン副長官は、共に関心のあるいくつかの地域問題と国際問題について意見を交わした。

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( 翻訳者:奥山貴子 )
( 記事ID:1516 )