５月14日、グエン・クオック・クオン外務次官は、現在ベトナム訪問中の中根一幸日本国外務大臣政務官と会見を行った。
　会見において、クオン次官はベトナムは常に日本との広範な戦略的パートナーシップを重視していると強調した。同時に、次官は最近の両国関係が力強く、全面的かつ実質的に発展していることに喜びを表した。
　中根政務官は、日本は常にベトナムを重要なパートナーとみなしており、持続的な発展、インフラシステムの完成、気候変動対策のためベトナムを支援すべく、引き続き高水準のODA額供与を行っていくことを強調した。
　双方は、すべての分野において越日関係を更に深めていくための方策について意見交換を行い、とりわけハイレベルなど各レベルにおける恒常的な往来、対話を維持すると同時に、既存の交流・協力枠組みの効果を発揮することで意見が一致した。
　双方は、この間の農業協力の進展を高く評価し、この多くの潜在能力のある分野における協力を一層推進するため緊密に協力していくことで意見が一致した。また双方は、両国外務省間の協力と意見交換をより強化することで合意した。
　双方は、共に関心のある地域問題と国際問題についても意見交換を行い、多国間フォーラムおよび環太平洋パートナーシップ協定（TPP）を含めた地域の経済連携を構築するための交渉に際し協力をより一層強化することで合意した。

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（ 翻訳者:佐久間凱士 ）
（ 記事ID:1517 )