ベトナムは米議会でのTPPの議論の動向を注視
2015年05月18日付 VietnamPlus 紙
5月18日午後、グエン・ティ・キム・ガン国会副議長は、訪越中のアントニー・ブリンケン国務副長官を国会にて迎えた。
会談において、ガン国会副議長とブリンケン国務副長官は、包括的パートナーシップ樹立以降の二国間の関係における進展を互いに見直し、同様に国交正常化20周年記念の活動を実施するための緊密な連携について意見を交わした。注目すべきは、今後のグエン・フー・チョン党書記長のアメリカへの公式訪問と他のハイレベルによる訪問の準備についてである。
ガン国会副議長は、両国国民に利するべく二国間の包括的パートナーシップが深化し、より実質的で効果的に発展するよう、ベトナムとの緊密な連携の継続を米国側に求めた。国会副議長はベトナムが環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関心を持っていることを強調し、ベトナムはこの問題について米議会で行われている議論の動向を常に注視していると述べた。ベトナムの立場は一貫してTPPへの全面的参加と支持を主張しており、各国の利益について慎重に検討するよう希望している。
ガン国会副議長は、過去にアメリカが地雷除去や枯葉剤の被害者支援、環境問題の解決などを含む、ベトナムの戦争の後遺症を解決する手助けをしたことを感謝し、またアメリカが引き続きベトナムと共に、こうした問題を解決するため支援するよう期待すると述べた。
ブリンケン国務副長官はガン国会副議長が表敬の時間を割いてくれたことに感謝し、両国の関係が前向きにかつ実質的に発展している中でベトナムを訪問できたことに喜びを表明した。
ブリンケン国務副長官は、アメリカの指導者がチョン党書記長の訪米をきわめて重視しており、アメリカ国務省と各関係機関が訪問を成功させるために鋭意準備していることを強調した。ブリンケン国務副長官は両国国民の共通利益のため、双方が交渉を早期に終結し今後TPPの締結に至るよう期待を述べた。
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( 翻訳者:高見彩華、渡辺杏里 )
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