３月６日ハノイにて、ベトナム国家銀行総裁グエン・ヴァン・ビンは、世界銀行（WB）の開発金融担当副総裁ヨアヒム・フォン・アムスバーグと会談した。
　会談にてグエン・ヴァン・ビン国家銀行副総裁は、これまで世界銀行が貧困撲滅を進め持続的成長をしている発展途上国の支援において重要な役割を担ってきたことを強調した。この援助により、ベトナムは低所得国から中所得国への移行において、しかるべき成功を収めることができた。
　WBの融資によるプログラムやプロジェクトは掲げられた目標を達成し、ベトナムの経済社会発展や国際参入によい影響を与えた、と同総裁は述べた。広くはベトナム政府、狭くはベトナム国家銀行は、ベトナムにおいて実施されたWBによるプログラム、プロジェクト、政策コサルティングの効果を高く評価しているとした。
　グエン・ヴァン・ビン氏はまた、WBが今後も引き続き援助を拡大・多様化し、広くはベトナム、個別的にはベトナム国家銀行への投資や支援のプログラムやプロジェクトを拡大・多様化していくよう希望を表明した。新しい発展段階の中で、「経済・社会発展５か年計画（2016－2020年）」で掲げている目標の達成支援においてWBの援助が有効であるように、ベトナムはWBの資金を効果的に使用し、WBと緊密に協力していくことを約束した。
　WB側として、ヨアヒム・フォン・アムスバーグ世界銀行副総裁は、インフレの抑制、マクロ経済の安定、社会的安全の確保といった目標実現においてベトナム政府とベトナム国家銀行が策定した政策の効果を高く評価した。特に国家銀行がインフレの抑制、ドル化への反対、為替の安定、資金の生産・経営への集中のための解決策を実現させたことを評価した。
　同副総裁は、2014-2017年に分割融資される資金をすべて受け取れるように、ベトナムがプログラム・プロジェクトの建設の進展を早めるのを期待するとした。ベトナムがWBからの他の借入金や技術援助のコンサルティングの提供を受けて中所得国に転換したことから、ベトナムの持続的な発展を支援するため、WBは力添えを今後もしていくと約束した。

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（ 翻訳者:佐山愛 ）
（ 記事ID:1551 )