タンジュンプリオク港でのジョコ大統領の様子(6月17日)
バタム、kompas.com配信
ジョコ・ウィドド大統領は、海上高速路に関与する全ての省庁の大臣に対して、国内で製造された船を購入するよう指示した。
同大統領は火曜日、リアウ諸島州バタム島のカビルで造船会社の経営者との会談を終えた後、「タンカーを必要としている、国営の石油関連企業であるプルタミナやその他の会社も含めた全ての関係者に対し、国産の船を購入するよう要請した」と述べた。
韓国を訪問した際、当初は同国の先進的な船舶産業に感動を覚えたとジョコ大統領は語った。しかし、バタム島の造船所訪問後、インドネシアの船舶産業も既に国内の船舶需要に応え、多様な船を造ることができると同大統領は確信した。
「バタム島の造船業を視察し、インドネシア国民のための船を独自で生産可能であることに気付いた」とジョコ大統領は述べた。
また、ジョコ大統領はバタム島から戻った後、今後5年間の間に必要とされるタンカー、カーフェリー、貨物船、客船といった船舶のリストを要請するため、ジャカルタで非公開の閣僚会議を行うつもりだと述べた。
「海上高速路を伴って掲げた海洋国家構想には造船業のサポートが必要であり、我々はそれを国内で行うつもりだ」とジョコ大統領は発言した。
ジョコ大統領はまた、インドネシアとバタム島における複数の造船企業の急速な成長に驚きを覚えている。現在バタム島には104の大きな造船企業が存在し、あらゆる種類の船を製造する能力を有する。
「今後私は、船舶に関与する全省庁の大臣を招集するつもりだ。」と述べた。
バタム島の造船会社首脳陣との会談の中で、ジョコ大統領はすべての省庁からの造船ニーズに応えられるよう、体制を整えることに期待を寄せた。
「そのような理由から、この計画を皆さんに提示することに何のためらいもない。荷船であれなんであれ、国内に能力があるにもかかわらず、どうして国外から購入する必要があろうか」と、ジョコ大統領は断言した。
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( 翻訳者:坪田宗士 )
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