ロシア首相:ベトナムとユーラシア経済共同体間のFTAは協力の基盤である
2015年06月11日付 VietnamPlus 紙

 6月11日、モスクワで開催された第17回世界ロシア語報道大会のなかで、ロシアのドミトリー・メドベージェフ首相は、ベトナムとユーラシア経済共同体(EAEU)間の自由貿易協定(FTA)の締結を含む、幾つかの問題について各代表と意見交換を行う時間を設けた。
 国営ベトナム通信社の駐モスクワ記者は、メドベージェフ首相がFTA締結は基盤となる重要な出来事であると評価したと伝えた。
 メドベージェフ首相は、「第一に、これはソビエト崩壊後におけるEAEUとベトナム-地理的に離れているが、何十年ものあいだ伝統的友好関係をもっている国-との間で締結された初めてのFTAである。第二に、ベトナムとのFTA締結はロシアと共同体各国にとり、東南アジアの6億人以上を有する巨大市場への道を開く。第三に、この出来事は、ロシアが今日ダイナミックに発展し大きなポテンシャルをもつ東南アジア地域へ参入する扉を開くものである」と明言した。
 同日の大会での発表で、メドベージェフ首相はベトナムも含む世界各国の60以上の国からロシア語で通信社、新聞社、ロシア語放送のテレビ局の代表者が集まった世界ロシア語報道大会について高く評価した。
 メドベージェフ首相は、「今日、ロシア語メディアは世界中で2億6,000万人を越えるロシア語話者に情報を提供している。このことは全世界におけるロシア語の普遍性、ロシア語の役割の重要性を裏付けている」と強調した。
 第2日目にロシア語報道大会は、「国家と各メディア。新世紀のグローバル・トレンド」と「文化と情報の共同空間形成」といったテーマで全体討論を行った。
 6月11日はロシア文化省のV.R.メジンスキー大臣とロシア教育科学省のD.V.リバノフ大臣が列席し特別討論が行われた。同日午後、ロシア語報道大会は総括を行い、閉幕した。

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( 翻訳者:奥山貴子 )
( 記事ID:1579 )