ベトナム-ラオス国境地域の証明書なき結婚問題を解決する
2015年06月09日付 VietnamPlus 紙
6月9日、クアンナム省人民委員会は中央からの指導を実施し、ベトナム-ラオス国境のうちのクアンナム-セコン国境地区における自由移住と証明書のない結婚の問題を解決するため、調査・確認を行った。
クアンナム-セコン国境地区における自由移民と証明書のない結婚に関する正確なデータを手に入れるため、まずはナムザン県(クアンナム省)に属する3つの村で、クアンナム省人民委員会は省公安、国境警備隊、司法局、外交局、クアンナム省民族委員会、ナムザン県人民委員会を含む合同作業チームを設立し、上記対象者の調査・確認を行った。
計画によれば、これから6月末まで関係各機関はダックプレ、ダックプリン、ダックトイ(ナムザン県)村の地域において自由移住や証明書のない結婚をしている人々を対象に、住民会合やガイダンスに従った意見聴取会を開く予定だ。
同時に、自由移住や証明書のない結婚の問題におけるベトナムとラオスの規定に関連する党の方針・政策や国の法律を広く知らしめ宣伝し、少数民族に対する政策・法律実施の計画やプログラム、住居・居住地・生産地の供給と安定化、飲料水の供給、ラオスから送還されてきた自由移民への安定した仕事を生み出す政策などを宣伝する。
クアンナム省司法局のグエン・ドゥック・ト局長は、クアンナム省内でのラオス人の自由移住や証明書のない結婚による問題解決のためには、そうした人々をしっかり調査して正確に確認することが最も重要だと述べている。そこからようやく引き続き居住できる人と故郷に送還される人に対し、規定に従った手続きを行うことができるのである。
クアンナム-セコン国境地区の住民、特にナムザン県のラオスからの自由移民と証明書のない結婚をしている人々に対する利便性に鑑み、クアンナム省人民委員会は、ベトナムに定住できない人々に対し、食費、薬などの医療費、また帰郷費などを援助することを決定した。
クアンナム省人民委員会のチャン・ディン・トゥン副主席は次のように述べた。クアンナム省とセコン省は、ベトナム-ラオス国境のクアンナム-セコン国境地区における自由移民と証明書のない結婚の問題を解決するため、彼らに対するベトナムとラオスの政策や規制を遵守し、調査・確認に尽力している。
そのほか、ラオスから送還されてきた人が早急に安定した生活を得られるようにするため、クアンナム省は彼らに居住地、生産地、職業訓練を提供する手続きをする調査を促進している。なぜなら多くは少数民族の人々だからである。
初期のデータによると、クアンナム省においてはこれまでにおよそ170世帯、500人を超えるラオスからの移民がおり、その中でおよそ50世帯がラオス人とベトナム人の間で証明書のない結婚をしている。
クアンナム省内でラオスから移動してきたラオス人の自由移動と証明書のない結婚をしている人々を調査・確認したセコン省と協力し、クアンナム省の合同作業チームはセコン省の地区内で自由移動して証明書のない結婚をしているベトナム人を調査、審議権を持つ組織が決定できるよう報告を行う。
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( 翻訳者:佐久間凱士、菅原寛之 )
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