ウーミンハの森の泥炭の埋蔵量、数兆ドンの経済的価値
2015年06月16日付 VietnamPlus 紙
ベトナム鉱産物地質局に属す南部地質地図連合会の調査・評価結果によると、現在のウーミンハの森地域(カーマウ省)の泥炭の埋蔵量は約1300万トンにのぼり、数兆ドンの経済的価値がある。
ウーミンハ国立公園の国際協力・科学室副室長である技師グエン・タン・チュエン氏が述べるところによると、泥炭の分布面積とその埋蔵量はウーミンハ国立公園に最も多く集中しており、一部はカイタウ収容所に管理が委ねられている地区にあり、一部は「ウーミンハ林業」の一メンバーの有限会社の森林に属している。
以前、ウーミンハの泥炭分布面積と埋蔵量は莫大であったが、度重なる森林火災により、泥炭は広大な面積で失われた。
泥炭は再生不可能な自然資源の源であり、経済的価値が高く、とりわけ稀少で、保存される必要がある。
ベトナムおいて、泥炭の産地はわずか3万6000ヘクタールであり、全国各地に散らばって分布しているが、主要産地はメコンデルタのウーミンの森であり、この森はカーマウ省とキエンザン省に属する地域でその面積は2万4000ヘクタールにのぼる。
ウーミンハの森の総面積は4万ヘクタール近くにのぼるが、泥炭を埋蔵しているのは約8527ヘクタールのみである。
泥炭埋蔵地の生態学的な価値とその果たす機能は限りなく大きく、洪水の最高水位を減らし、乾季を通じて河川の流れを基本的に保つという重要な役割を果たしている。ほかにも、泥炭は天然の濾過機として人々に清潔な水を供給している。
泥炭分布地の環境と生態系は世界および地方の気候のコントロールに貢献している。
そのほか、同じ地生学的な地域では、乾燥地帯である地域の生態系と比較して、泥炭埋蔵地帯の特有種の割合が比較的高い。
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( 翻訳者:窪田真人 )
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