越米関係発展とマスコミに関する座談会、開かれる
2015年06月12日付 VietnamPlus 紙

 6月12日、ベトナム友好団体連合会傘下の越米協会とAP通信社(アメリカ)は、「越米関係発展とマスコミ」という座談会を催した。
 参加者は、ベトナム友好団体連合会と越米協会の代表、各通信社・報道機関、各職業・社会組織の代表、多数のベトナムの元戦場記者やAP社のカメラマンである。
 座談会での発表で、越米協会主席のグエン・タム・チン氏は、越米関係正常化20周年の機会に越米協会とAP通信社は合同で座談会を開催することにしたと述べた。
 これまで二か国の人民間の相互理解強化に越米協会の活動がどれほど貢献したかを顧みて、グエン・タム・チン氏は、戦場の真実を記録した写真によって、AP通信社はベトナムでの戦争に対するアメリカや世界の人々の見方を変えるのに貢献したマスコミの一つであると強調した。
 その象徴的なものは、写真家マルコム・ブラウンに撮影された1963年のティック・クアン・ドックという僧侶の焼身自殺の写真や、ニック・ウット記者に撮影されたキム・フックという子供がナパーム弾で火傷を負った1972年の写真である。
 グエン・タム・チン氏は、大きな通信社として、今後AP通信社は引き続き世界の読者に対して、発展途上にあるベトナムの事件や写真を報道し、そのなかで、越米間の友情・団結・協力を強めることに貢献していくだろうと表明した。
 アジア地域のAPニュース統括者のテッド・アンソニー氏はこう述べている。ベトナムへのAP通信社代表団の今回の訪問の目的は、越米間の国交正常化20周年記念に貢献すること、ベトナム情勢を理解すること、二国間の相互理解と友情と外交関係の強化を目的とした諸活動を組織することである。
 テッド・アンソニー氏は、世界で起こっている事件に関して客観的・忠実に報道する目標を掲げてきたAP通信社の169年の設立・発展の歴史を語り、インターネット時代の情報工作や、読者が信頼できる新聞雑誌のアドレスを捜すにはどうするかなどについて語った。
 ベトナム・ジャーナリスト協会、ベトナム通信社の代表、人民軍隊紙の元戦場記者、ニック・ウット記者(AP通信社)などは、情報協力におけるベトナムの報道機関とAP通信社との関係を共有しており、AP通信社が人道的価値にあふれ真実味のある写真を発行していることを高く評価した。国交正常化20年間の越米関係について、また記者の仕事の経験交流、とりわけ現在のデジタル時代の現代における写真記者のそれについても、高く評価した。

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( 翻訳者:亀上楓、佐山愛 )
( 記事ID:1602 )