米越、野生動物保護の協力を強化する
2015年07月01日付 VietnamPlus 紙
アメリカ内務長官サリー・ジュエルは6月29日から7月1日までのベトナム訪問に際して、6月30日午後ハノイにて記者会見した。
同長官は、ベトナムへの訪問は日に日に世界中で増加する非合法な野生動物(ゾウ、サイ、ウミガメ、トラ、センザンコウなど絶滅が危惧される種を含む)の売買に反対するためにアメリカとベトナムが一緒にやれることついて話し合うためであると明らかにした。
法律の実施推進とこの活動における経験を共有するための国際協力の促進の必要性を評価し、同内務長官は各国の人々の認識を高める宣伝工作を強調した。
この活動について触れ、アメリカは最近ニューヨーク市のタイムズスクエア広場で1トンの象牙を廃棄処分し、映画スターの参加を得て人々に野生動物の密輸への闘争を呼びかける催し物を組織した、と同長官は述べた。
野生動物の非合法な売買取締りにおける両国の役割について強調し、ベトナム政府首相が野生動物の売買防止についての指示を公布したことを同長官は承知しているとした。
ベトナムの資源環境相、農業・農村開発相、公安相と会談の中で、各大臣たちは野生動物密輸防止策の実施に力強い支持を表明した。
一方アメリカでは、野生動物の売買反対に関して政府によって承認された命令をオバマ大統領が公布した。アメリカにおいて多分野で仕事をしているあるグループは、野生動物の売買に反対する国家戦略を発展させた。
バイクに乗る際にヘルメットの着用を人々に求めるような法律の実施においてベトナムは成功を収めてきており、それためベトナムはこの活動において指導的役割を果たす可能性がある、と同長官は認識している。
ベトナム滞在中、同長官はクックフオン国立公園を訪れ、絶滅危機にある霊長類研究センターや、センザンコウ保護プログラム、亀の保存センターを見学した。
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( 翻訳者:佐山愛 )
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