７月１～２日に開催された2015～2020年任期のベトナム社会政策銀行（Vietnam Bank for Social Policies）の党支部代表大会において、毎年６～10％の貸出債権の増加と全債務のうち期限を超えた債務の割合を２％以下にするとの目標を定めた決議を採択、票決を行った。
　また、社会政策銀行は、ニーズがあり条件を満たしたすべての貧困世帯、貧困に近い世帯及びその他社会保障政策の対象者が、同銀行の提供する商品とサービスにアクセスできるよう尽力する。
　社会政策銀行の報告によると、３月31日までに銀行の総資産は136兆ドン（約65億米ドル）に達し、党大会任期初めと比較すると51.2％増、毎年平均13.1％増加している。総貸出債権は130兆ドン（約62億米ドル）近くに達し、44.7％増、毎年平均12.41％の増加を記録し、党大会決議の指標である2.4％を超えた。
　貸出金は引き続き質を向上させ、全債務のうち、期限を超え不渡りとなる債務の割合は0.88％、提示された指標を超え党大会任期初めと比較して0.32％減少させる。
　また、社会政策銀行によると、2,500万の貧困世帯、貧困に近い世帯及び他の社会保障政策対象者に対し、ビジネス活動、雇用の創出、収入の増加、生活の改善などのため、政策的貸出金が貸与され、このうち360万世帯以上が貧困のボーダーラインを超えた。11.8万人の労働者に仕事を生み、このうち10万４千人の労働者は外国へ出稼ぎに行っている。さらに経済的に困窮状態な330万人以上の児童・学生が学生ローンを得た。
　社会保障政策に関して、社会政策銀行は農村に衛生的な水と手洗所を供給するため660万近くの工事を行い、貧困世帯と他の社会保障政策対象世帯に48万４千戸の家を建設し、洪水防止の高床式家屋を700戸、メコンデルタ地域の家庭に洪水対策用の家屋を10万２千戸以上建設した。

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（ 翻訳者:李品萱 ）
（ 記事ID:1659 )