ドイツにおけるベトナム人介護士の養成プロジェクトを拡大する
2015年10月08日付 VietnamPlus 紙
10月7日、ゾアン・マウ・ジエップ次官率いる労働傷病兵社会省の訪問団は、ドイツで働くベトナム人介護士の養成プロジェクトの維持・拡大について意見を交わすため、ドイツ経済エネルギー省において会合を持った。
ベトナム通信社ベルリン特派員によると、会合にて、ライナー・ゾントヴスキー事務次官は、ドイツにおける試験的な高齢者介護士養成プロジェクトがこれまでに収めた成果を高く評価し、また同省がこのプロジェクトを注視し支援していくことを確認した。
この成功を受けて、同次官はこのプロジェクトをドイツにおける病人介護士の養成にまで拡大することを提議した。同次官は、介護士の採用や養成に対する集中管理の促進に加え、双方の情報交換の強化も提議した。
ベトナム側では、ゾアン・マウ・ジエップ次官が、ベトナム人介護士養成において、ドイツの関係機関、特に経済エネルギー省とドイツ国際協力公社(GIZ)に対し、配慮と支援への感謝の意を表した。同次官は、試験的な介護士養成プロジェクトは成功を収めており、プロジェクトの展開、候補者選考の過程が非常に明白かつ公平で、仲介を経ず、選考された候補者の経済的負担を軽減しているとした。
同次官はまた、病人介護士の養成モデルの実現可能性を強調し、今後の試験的なプロジェクトの早期実行を要望した。
両国は会合において、ドイツでのベトナム人介護士養成プロジェクトが、二国間の実質的な戦略的パートナーシップの更なる強化への貢献において持つ意義を強調した。両者はまた、プロジェクトの展開における両国の関係機関の協力努力と、両国にもたらされた利益を高く評価した。
その一方で、両国はこれまでのプロジェクトの実施において発生した問題について率直な意見を交わした。そこでは、学生が早く職に就き生活を安定させられるよう、ドイツでの専門教育課程の期間の(3年から2年への)短縮を求めることに加えて、ドイツ語を学ぶ期間の短縮について検討することで一致した。
会合の前に、ニーダーザクセン州ブラウンシュヴァイク市において、ゾアン・マウ・ジエップ次官は、ドイツで働くベトナム人介護士養成における第一期研修生の卒業式に参加した。全研修生97人のうち94人が専門教育課程を卒業しドイツの高齢者福祉施設に就職する。この養成モデルは、今年100人の研修生を迎え展開される。
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( 翻訳者:渡辺杏里 )
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