60年の歴史を乗り越えてきたインドネシア-ベトナム関係
2015年09月30日付 VietnamPlus 紙
在ベトナム・インドネシア大使館は9月30日夜ハノイで、インドネシアの建国70周年(1945年8月17日~2015年8月17日)およびベトナムとインドネシアの外交関係樹立60周年(1955年12月30日~2015年12月30日)の記念式典を行った。
記念式典でスピーチしたマヤーファス(Mayerfas)在ベトナム・インドネシア大使は、2015年はインドネシアとベトナムの両国にとって非常に重要な意義深い年であり、両国の独立・自主国家としての70年の道のりを振り返るだけでなく、さらには、今から60年前(1955年12月30日)にインドネシアとベトナムが外交関係樹立の決定をしたことを再確認する年であると述べた。
インドネシアとベトナムの二国間関係は60年の歴史を乗り越え、絶えず発展してきた。両国は常に共に地域の平和と安全を維持し、人民に繁栄をもたらし、経済発展のための共通の目標に向かってきた。
マヤーファス・インドネシア大使は、両国の緊密な友好関係を常に支持し、支援し、貢献してきたベトナムの指導部と人民に感謝の意を述べるとともに、インドネシアとベトナムは2013年に正式に戦力的パートナーになったと強調し、その大きな一歩により、両国は時代の流れに乗り、今までにない、より広範な関係になったと述べた。
両国は、両国人民の確実な利益のため、二国間での緊密な協力やASEANでの結び付きをはじめ、多くの分野で引き続き協力を強化している。
ベトナムの政府と人民を代表して、ディン・ティエン・ズン財政相は、インドネシア人民がこれまでの70年間に達成してきた多大なる成果に喜びの意を示すとともに、インドネシアは引き続き世界や地域の安定、協力、発展に重要な役割を果たしていくものと確信していると述べた。
ディン・ティエン・ズン財政相は、ベトナムとインドネシアは緊密で、似たような点も多く、地域で共通の利益を共有する関係であると強調した。また、文化や言語の似たような点は数千年前に起源があり、それぞれの国の人々の生活の中に存在してきたし、今も存在している。
2013年に戦略的パートナーシップ関係が構築されて以降、インドネシアはASEANでは最大の対ベトナム投資国で、その件数は41件、投資総額は3億8200万ドルに達している。
両国は、それぞれの強みを最大限活かし、国防、農業、工業、水産、エネルギー、教育訓練のような潜在力に満ちた多くの分野での協力に努めていて、その中には両国の戦略的な結び付や支援を強化するような観光分野での協力も含まれている。
ディン・ティエン・ズン財政相は、インドネシアの発展と繁栄および両国関係がそれぞれの国の人民に積極的な利益をもたらすとともに、ASEAN各国のより緊密な結び付きや、さらには、地域の平和・繁栄・発展に積極的に貢献するものと確信していると述べた。
記念日に合わせ、在ベトナム・インドネシア大使館は、『ベトナム-インドネシア 戦略的パートナーシップ』を出版した。
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( 翻訳者:西田雄一 )
( 記事ID:1934 )