埼玉県、ベトナムでの投資機会の模索に期待
2015年10月26日付 VietnamPlus 紙
10月26日午後、首相府において、グエン・タン・ズン首相はベトナムを訪問中の上田清司埼玉県知事と会見した。
ズン首相は、上田知事のベトナム訪問を歓迎し、これまでに日越間の広範な戦略的パートナーシップが力強く発展していることに喜びの意を表し、二国間協力関係の中で達成された成果は極めて着実にかつ効果的であり、目先の利益だけでなく長期的な利益をもたらしており、越日両国にとって戦略的な意義を有していると強調した。
現在、日本はベトナムのドナーであり、貿易パートナーであり、最大のODA供与国となった。ベトナムとしては、日本と共に、日越双方の共通利益と共同発展のため、広範な戦略的パートナーシップをより一層包括的かつ効果的に実施すべく全力を傾けるだろうというのが一貫した政策である。
こうした考えに基づき、ズン首相は、(日本側の)尽力に加え、ドンナイ省における埼玉県の企業による投資協力の活動がきわめて良好な初期的成果を達成したことを高く評価し、埼玉県の企業が引き続き投資協力の活動に関心を寄せ、ベトナムの他の地方への投資拡大を促進するよう期待を表明した。
同時に、ズン首相は、埼玉県のトップである上田知事に対し、ベトナムにおいて埼玉県の企業が協力を進める際、仮に問題に直面した場合には、両国の各省庁・関係部門との間で緊密な連携を図って支援していくよう期待すると述べた。
上田知事によれば、日本の企業は、特にベトナム市場に関心を持っており、ベトナム市場は、日本の外国での投資協力戦略において、自動車部品、電子部品、光学機器、食料加工、食品など優位性のある分野での投資について、最も優先的な市場の一つと見なしている。
上田知事は、ベトナムでの投資協力の進めるため同国に進出した県下の企業に対する支援を惜しまないとの姿勢を示す一方、埼玉県としては、ベトナムへ投資機会を模索し投資拡大を模索する企業の活動に対し、両国政府・省庁・部門が関心を寄せ、効果的な支援を注ぐことに期待を表明した。
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( 翻訳者:高見彩華 )
( 記事ID:2013 )